2014年5月15日、ウクライナ危機(jī)や南シナ海、東シナ海問(wèn)題をめぐり、米中、米ロ関係の行方が注目を集めている。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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元外務(wù)省職員の佐藤優(yōu)氏は連載記事で、ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)の訪中は表向きにはエネルギー輸出についての話し合いだが、実質(zhì)的にはウクライナ危機(jī)でロシアが孤立を強(qiáng)める中、中國(guó)がロシアとの政治的、軍事的協(xié)力態(tài)勢(shì)を強(qiáng)化しようとしているものだと指摘した。

米ロ関係はさらなる悪化が予想され、中國(guó)は反日統(tǒng)一戦線にロシアを組み入れようとしている。米國(guó)はアジア太平洋地域の天然ガス市場(chǎng)におけるロシアの獨(dú)占を防ぎ、さらに中國(guó)とインドを國(guó)際エネルギー機(jī)関に加盟させようとしている。これに対し、ロシアも反撃の動(dòng)きを見(jiàn)せている。ロシアは6月1日、國(guó)內(nèi)にある米國(guó)のGPS拠點(diǎn)11カ所を停止し、ロケットエンジンの輸出停止、國(guó)際宇宙ステーションの2020年以降の運(yùn)用打ち切りを発表した。

対ロシア、対中國(guó)関係をめぐる米國(guó)の現(xiàn)狀について、米國(guó)の専門家は「両方の國(guó)を敵に回そうとしている、重大な外交政策上の誤りを犯そうとしている」と指摘し、「われわれが最も目にしたくないのは、50年代末以來(lái)のロシアと中國(guó)の亀裂を、米國(guó)が無(wú)意識(shí)のうちに修復(fù)してしまうことだ」と述べた。

14日、中國(guó)の房峰輝（ファン?フォンホイ）人民解放軍総參謀長(zhǎng)は米國(guó)防総省を訪問(wèn)し、米空母の視察も行った。ウクライナ危機(jī)や尖閣といった問(wèn)題を控え、中ロの一挙手一投足が注目を集めているが、米國(guó)は中國(guó)がロシアに味方することを懸念している。ある問(wèn)題において中國(guó)を遠(yuǎn)ざければ、中ロがその分だけ國(guó)際問(wèn)題で協(xié)調(diào)するようになり、直接的、間接的に米國(guó)の國(guó)益に影響を及ぼすからだ。

韓國(guó)紙?世界日?qǐng)?bào)は、「米中は東シナ海、南シナ海問(wèn)題で外交的攻防を繰り広げているが、軍事面での対話は加速しており、対立、けん制の中から均衡、協(xié)力を模索し、雙方は軍の直接的衝突は避けたいという點(diǎn)で一致している」と伝えた。訪米した房參謀長(zhǎng)は南シナ海問(wèn)題に手を出さないよう求めるとともに、ウクライナ危機(jī)の見(jiàn)通しについて米國(guó)と対話を行い、米國(guó)からは中國(guó)がロシアに接近しすぎないようにとの圧力がかけられたとみられている。（翻訳?編集/岡本悠馬）