2021年8月30日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、中國(guó)がインターネットの取り締まりをいよいよ蕓能人のファンコミュニティーにまで拡大してきたとする、米紙ニューヨーク?タイムズの報(bào)道を紹介する記事を掲載した。

記事は、同紙が30日に発表した文章の中で「長(zhǎng)年にわたり中國(guó)のネットワーク監(jiān)督者は、共産黨や政府の方針に背く者、”Me too”活動(dòng)者、自由主義者、風(fēng)刺ライターのほか、インターネットの調(diào)和を見(jiàn)出そうとするあらゆる人物を容赦なく抑圧してきた。そして今、ネットワーク監(jiān)督者の注意力はファンコミュニティー文化に向けられている」と紹介し、中國(guó)政府が「節(jié)操のない追っかけ行為が若者の思想を害している」としてファンやファンコミュニティーを取り締まる一連の措置を講じるとともに、27日には蕓能人人気ランキングを禁止したほか、スキャンダルのあった蕓能人の「封鎖」に乗り出したと報(bào)じたことを伝えた。

そして、中國(guó)共産黨や政府による一連の措置について「専制指導(dǎo)者である習(xí)近平（シー?ジンピン）氏の指導(dǎo)の下で、共産黨が文化分野の規(guī)制に一層強(qiáng)い作用を発揮しようとしていることの表れ」であり、蕓能界が「イデオロギーの戦場(chǎng)と化した」と評(píng)したことを伝えている。

また、蕓能界やファンコミュニティーに対する取り締まりは、中國(guó)政府が國(guó)內(nèi)のIT企業(yè)や教育業(yè)界に対する締め付けを行った後に出現(xiàn)した現(xiàn)象であり、共産黨や政府がこれまで不問(wèn)に付してきた業(yè)界に対する管理強(qiáng)化の一環(huán)であるとの見(jiàn)方も専門(mén)家から出ているとした。

記事は「ファンコミュニティーに対する中國(guó)政府の態(tài)度は、1年前の態(tài)度と全く異なる」という同紙の指摘を引用しつつ、「かつて中國(guó)のファンコミュニティー文化は新たな文化現(xiàn)象として稱(chēng)賛され、新型コロナ期間にはファンによる自発的な寄付や感染拡大防止に向けた行動(dòng)などポジティブな動(dòng)きが目立った。しかし、ファンコミュニティー文化は資本に翻弄（ほんろう）されてすでに変質(zhì)してしまい、目當(dāng)てのスターのランキングを上げるための節(jié)操のない『推し行為』や、ファン同士の対立、悪意ある攻撃などといった悪い現(xiàn)象が目立つようになり、世論の注目を浴びて當(dāng)局が規(guī)制に乗り出すに至ったというのは、実に皮肉なものである」と評(píng)した。（翻訳?編集/川尻）