商標(biāo)権侵害20萬件摘発も、いまだパクリ天國？―中國

2007年6月12日、國務(wù)院新聞弁公室の記者會見が開かれた。ゲストとして中國國家工商総局?李東生（リー?ドンシェン）副局長が招かれ、中國政府の商標(biāo)権保護の取り組みなどについて講演した。

李副局長によると、2001年の世界貿(mào)易機関（WTO）加盟以來、工商行政管理機関は19萬3332件の商標(biāo)権の侵害を摘発、うち海外企業(yè)の商標(biāo)権を侵害した案件が2萬8041件を占めるという。摘発後、司法に裁かれた案件も774件にのぼり、778人が罪に問われた。これらの數(shù)字は累計のものだが、2006年だけを取り上げても、252件が裁かれ、263人が罪に問われているという。

空前の貿(mào)易黒字を続ける中國に、アメリカを筆頭に海外からの強い批判が集まっている。偽造品、危険な食品、著作権侵害、商標(biāo)権侵害などの各分野で中國に是正を求める強い訴えが繰り返される中、李副局長の講演は中國政府が積極的な対策を行っていることをアピールし、批判をかわす狙いがあると見られる。もっとも20萬件の摘発を経ても、パクリ天國とも言われる深刻な商標(biāo)権侵害の狀況はなお続いており、対策の実効性には疑問を呈する向きもいる。（翻訳?編集/KT）