米國のハリス副大統(tǒng)領(lǐng)が8月下旬、就任後初めてシンガポールとベトナムの東南アジア2カ國を訪問した。米國主導(dǎo)の「インド太平洋戦略」に沿った中國包囲網(wǎng)づくりが狙いだったが、中國メディアは歴訪が「遅刻」であり、「ミッション?インポッシブル（不可能な任務(wù)）に挑もうとした」と皮肉った。

今回の2カ國訪問をめぐり、中國網(wǎng)は「『カブール陥落』の衝撃を背景とし、ハリス氏は東南アジアの同盟國の米國に対する信頼を強(qiáng)めようとする一方で、依然として頑迷にも関連諸國と中國の仲たがいをさらそうとした。この歴訪は全く時(shí)宜にかなっていないと言える」と指摘。まず「遅刻だった」と斷じた。

その理由としては「ハリス氏が副大統(tǒng)領(lǐng)に就任してから2回目の外遊だった」と説明?！缸畛酩瓮膺[先はグアテマラとメキシコだった。目的はバイデン政権発足當(dāng)初に直面した大量の違法移民が南部に殺到するという難題の解消だった。ハリス氏は近年では初めて東南アジア諸國を歴訪した米副大統(tǒng)領(lǐng)だが、就任から半年後になっての訪問は米政府の同地域に対する重視を示せなかった」と述べた。

次に記事はトム?クルーズ主演の人気映畫になぞらえ、「ハリス氏はミッション?インポッシブルに挑もうとした」と言及?！该抓幞钎％ⅳ贤饨粏栴}をめぐり成果の少ない副大統(tǒng)領(lǐng)であるハリス氏の東南アジア歴訪について、地域の同盟國に対する米國の約束を強(qiáng)調(diào)し、米國の信頼できる同盟國としてのイメージを固める狙いがあるが、米國の國際的な信頼に対する『カブール陥落』の衝撃がなおも続いていると伝えた」と続けた。

さらに「同盟軍のアフガニスタンからの秩序なき撤退により、ハリス氏は地域諸國の米國への疑問視に直面せざるを得なかった」とも報(bào)道。「それに加え、米軍によるカブールからの米國人および一部アフガン人の退避行動が続き、米軍撤退の時(shí)期の延長をめぐる米國とEU（歐州連合）諸國の食い違いが殘されており、アフガン問題はハリス氏の頭上の『払拭（ふっしょく）』できない暗雲(yún)」になった」と論評した。

歴訪の成果に関しても「シンガポールのビビアン外相はハリス氏の到著前、シンガポールは中米両國の重要な協(xié)力パートナーであり続けるため取り組むと表明した」「ベトナムのファム?ミン?チン首相は駐ベトナム中國大使と會談した際に、対中関係発展はベトナムの対外政策の最優(yōu)先事項(xiàng)だ。ベトナムはその他の國に対抗するために、いかなる國とも同盟を結(jié)ばない言明した」と紹介。「地域諸國は米國と中國の関係のバランスを取るため、常に自國の利益により合致した方法を模索できる」と強(qiáng)調(diào)した。（編集/日向）