菅義偉首相が突然、自民黨総裁選への立候補(bǔ)を見送る考えを表明したことについて、中國(guó)や韓國(guó)のメディアも相次いで伝え、注目を集めている。

中國(guó)メディアは日本の報(bào)道を引用する形で、「新型コロナ対応で支持率低迷、菅義偉首相、就任わずか1年で辭任」（環(huán)球網(wǎng)）、「菅義偉首相が今月末に辭任、自民黨內(nèi)の派閥闘爭(zhēng)が白熱化」（第一財(cái)経網(wǎng)）などと伝えた。また、安倍晉三前首相の「私の後を受け継いでいただいた菅首相に感謝している」との発言に注目する報(bào)道も多かった。

中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）でも検索ワードランキング上位に入るなど注目を集め、中國(guó)のネットユーザーからは「『首相がこんなに大変だとわかっていたら、この濁った水の中を歩いたりしなかった。後は任せた。私は力を盡くした』と菅首相は思っているに違いない」「なぜ日本は首相の交代ばかりしているのに、経済がこんなに発展しているんだろう」「退任か。冷靜かつ公平に論じると、成績(jī)を殘した首相と言えると思う。東京五輪は菅首相の時(shí)に開催されている。この特殊な狀況の中、日本は圧力に耐え、東京五輪?パラリンピックを無事に開催した。勇気と決斷力を評(píng)価すべきだ。開催への批判は常にあったが、日本人は努力を払った」「菅首相の存在感は薄い。そういえば首相だった、と思ってしまったぐらいだ」などの聲が上がった。

韓國(guó)?聯(lián)合ニュースは「菅政権は発足から約1年で幕を下ろすことになった」とし、「新型コロナ対応に関する世論の不満が高まり、総裁選を前に政治的影響力が弱化している狀況で、これ以上持ちこたえられず権力の中樞から追い出された形だ」と伝えた。

韓國(guó)のネットユーザーからは「もともと首相の器ではなかった」「英國(guó)のG7サミットで菅首相が借りてきた貓狀態(tài)だった時(shí)から、こうなると予想していた」と納得する聲が上がっている。

また、「やっぱり文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は外交の神。東京五輪に合わせた日韓首脳會(huì)談はできなかったのではなく、する必要がなかったんだよ」「日本の狀況は今後もっとひどくなるだろうから、今のうちに逃げ出して正解では？」など皮肉交じりの聲や、日本に向けて「次の首相が誰であれ、自民黨が政権を握る限り日本は変わらない。つまり日韓関係も改善しない」「民主主義を裝った一黨獨(dú)裁制にうんざりしないの？日本國(guó)民は早く目を覚ますべきだ」と指摘する聲も。

その他、一部では「自身の失策に責(zé)任を感じ、辭任するのか。自畫自賛を続ける文政権よりは良心的」「過ちを認(rèn)められるところは素晴らしい」とうらやむ聲も見られた。（翻訳?編集/堂本、藤井）