香港の俳優(yōu)ニコラス?ツェー（謝霆鋒）が中國(guó)國(guó)営テレビのトーク番組で、國(guó)籍変更の申請(qǐng)中であることを語(yǔ)り、このところ中國(guó)で騒がれている「限籍令」の影響ではないかと注目を集めている。

ニコラス?ツェーが出演した國(guó)営テレビ?中央電視臺(tái)（CCTV）のトーク番組「藍(lán)羽會(huì)客室」が5日に放送され、この中で語(yǔ)られているもの。作品を通じて中國(guó)の精神を発信することも、仕事における大きな意義になっていることを認(rèn)めたニコラス?ツェーが、ネット上で一部の人から「カナダ人のくせに」と批判されている事実を自ら紹介した上で、「自分は香港出身なので、本來(lái)は中國(guó)人」「実はカナダ國(guó)籍を離脫する申請(qǐng)をすでに行っている」と明かした。

中國(guó)では先月末から、當(dāng)局の蕓能界に対する監(jiān)視の目が厳しくなり、今月2日には中國(guó)共産黨中央宣伝部が、蕓能界や蕓能人の秩序管理を具體的に記した7カ條の通知を発表。これをきっかけに、かねてからうわさされていた外國(guó)籍の中華圏蕓能人を排除する「限籍令」（外國(guó)籍制限令）が、いよいよ本格的に実施されるのではないかと騒がれている。ネットでは現(xiàn)在、「限籍令」に該當(dāng)する蕓能人のリストも出回り、その中にカナダ國(guó)籍のニコラス?ツェーの名前も挙がっていた。

今年7月末には、中國(guó)の映畫監(jiān)督チェン?カイコー（陳凱歌）の次男で21歳の俳優(yōu)チェン?フェイユー（陳飛宇）が、米國(guó)籍から中國(guó)籍への國(guó)籍変更を発表した。國(guó)籍を選択できる18歳當(dāng)時(shí)から準(zhǔn)備を進(jìn)めていたと本人は語(yǔ)っているが、「限籍令」の話題が浮上してからは、早くから何らかの情報(bào)を得ていたのではないかとネットでは疑いの聲も上がっている。

ニコラス?ツェーは中國(guó)で、料理の腕前を披露する浙江衛(wèi)星テレビのリアリティー番組「鋒味」でも人気を博し、ドニー?イェン（甄子丹）と共演した最新作の映畫「怒火．重案」は現(xiàn)在、興行収入が11億元（約187億円）を突破。巨大な中國(guó)市場(chǎng)は絶対に欠くことのできないよりどころとなっている。（Mathilda）