中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）は11日、米サイト「ANTIWAR」の8日付報(bào)道を引用する形で、「米國(guó)が意図しない方法で中國(guó)へ軸足移動(dòng)した國(guó)々」とする記事を掲載した。以下はその概要。

米國(guó)は恐らく中國(guó)へ「軸足移動(dòng)」しつつあるが、他の國(guó)々も米國(guó)が意図しない方法で中國(guó)へ軸足を移している。カマラ?ハリス米副大統(tǒng)領(lǐng)はベトナムを反中陣営に招待したが、中國(guó)との関係強(qiáng)化を望むベトナムによって冷たく拒否された。そしてそうした國(guó)はベトナムだけではない。

■ロシア

米國(guó)の外交政策の主な目標(biāo)の一つは、ロシアを歐州と中國(guó)から遠(yuǎn)ざけることだ。ロシアが中國(guó)と結(jié)ばないようにすることが「三角外交」の目標(biāo)だった。ヘンリー?キッシンジャー氏は、三角外交について、「中國(guó)とロシアがより良い関係を保つのを防ぐために、米國(guó)が中國(guó)とロシアのそれぞれとより良い関係を達(dá)成し維持するためのもの」と説明した。

しかし、米國(guó)は現(xiàn)在、ロシアと中國(guó)が世界で最も重要な政治的関係の一つとなるのを促している。二つの大國(guó)は、新興國(guó)の非公式な連盟であるBRICS（ブラジル、ロシア、インド、中國(guó)、南アフリカ）のメンバーとなった。これら5カ國(guó)は世界の人口の43％を占めており、米國(guó)の「単極」の野心に対抗するブロックを形成している。

ロシアの中國(guó)への軸足移動(dòng)は、上海協(xié)力機(jī)構(gòu)（SCO）での提攜にもつながった。世界の人口の42％を占めるSCOには、世界で核を保有する9カ國(guó)のうち4カ國(guó)が組み込まれている。ロシアと中國(guó)は今年8月、共同指揮統(tǒng)制システムを採用した演習(xí)を初めて実施した。両國(guó)は前例のないレベルのアクセスを相手國(guó)に與えた。これは三角外交の終わりのシナリオだ。米國(guó)は、ロシアと中國(guó)を切り離す代わりに結(jié)び付けてしまった。

■アフガニスタン

中國(guó)へ軸足を移しているのはロシアだけではない。米軍がアフガニスタンから撤退すると、イスラム主義組織タリバンは、中國(guó)と協(xié)力して「相互関係を促す」意欲を表明した。その意欲に対し、中國(guó)は、アフガニスタンの再建を支援するという約束で応えた。タリバンのザビフラ?ムジャヒド報(bào)道官は2日、中國(guó)をアフガニスタンにとって「最も重要なパートナー」とし、中國(guó)主導(dǎo)の巨大経済圏構(gòu)想「一帯一路」に參畫したいと述べた。

■イスラエル

米國(guó)は冷戦後の世界観でイスラエルと常に「一夫一婦制」の関係を保ってきた。しかし、イスラエルは米國(guó)にそれほど忠実ではなく、常にロシアとの溫かい関係を楽しんできた。中國(guó)とも良好な関係を保ち、米國(guó)にとって懸念されるほど親密になりつつある。米中央情報(bào)局（CIA）のウィリアム?バーンズ長(zhǎng)官は今年8月、イスラエルが技術(shù)部門とインフラプロジェクトへの中國(guó)の投資を歓迎したことについて警告を発した。だが米國(guó)の警告にもかかわらず、イスラエルは中國(guó)とのより大きな関係を優(yōu)先している。

■サウジアラビア

中國(guó)への直接的な「軸足移動(dòng)」ではないにしても、少なくとも「中國(guó)?イラン影響圏」へ軸足を移している。

ロシアからベトナムまで、そしてアフガニスタンからイスラエルとサウジアラビアまで、米國(guó)の外交政策はこうした國(guó)々に「東方への軸足移動(dòng)」を強(qiáng)いている。（翻訳?編集/柳川）