中國(guó)の情報(bào)/ポータルサイトの網(wǎng)易は12日付で、広東省と韓國(guó)の「GDP競(jìng)爭(zhēng)」の話題を紹介した。広東省の経済規(guī)模は韓國(guó)を猛追しており、2021年通年ではついに追い抜く可能性が十分にあるという。

記事はまず中國(guó)の狀態(tài)について、世界で2番目の経済國(guó)であり、2020年に新型コロナウイルス感染癥という突発事態(tài)に見舞われても、迅速に反応して影響を最短時(shí)間で最小限に食い止めたなど、一貫した安定性があると論じた。

中國(guó)は人口が多く國(guó)土も広大ということで、行政區(qū)畫である「省」のGDPが、世界の國(guó)と地域別のGDPランキングのかなり上位の國(guó)に匹敵することは、それほど珍しくない。また、広東省は中國(guó)の省レベル行政區(qū)畫のなかでも、GDPが全國(guó)第1位だ。

記事は、広東省の20年GDPは11兆760億9400萬(wàn)元（約1兆6050億ドル）だったと紹介。日本円に換算すれば約189兆円だ。この広東省のGDPは、世界の國(guó)と地域別GDPランキングに書き込んだとすれば、世界第10位の韓國(guó)に次ぐ世界第11位ということになる。韓國(guó)の20年GDPは1兆6305億ドルで、広東省との差はわずか255億ドルだった。

記事は、韓國(guó)の過(guò)去數(shù)年間のGDPの伸びについて、16年から18年の3年間は急速に伸びたが、19年には萎縮して17年並みの水準(zhǔn)に落ち込み、20年にも新型コロナウイルス感染癥により大きな打撃を受けたと指摘。広東省の場(chǎng)合には、韓國(guó)GDPが大きく伸びた16－18年には「安定成長(zhǎng)しただけ」の狀態(tài)だったが、20年からは「韓國(guó)追い越し」を狙えるようになったと紹介した。

広東省の21年上半期のGDPは、米ドル換算では8861億ドルとなる5兆7226億元（約98兆6000億円）だった。韓國(guó)の同時(shí)期のGDPは8880億ドルで、その差はわずかだった。また、同時(shí)期における広東省のGDP伸び率は前年同期比13．0％増だった。

中國(guó)のネットでは、「広東省の21年GDPは韓國(guó)を追い抜くかもしれない」の意見が出ているという。記事は、同意見について「あるいは、故（ゆえ）なきことではない」と論評(píng)した。

アジアを広く見渡せば日本が、第二次世界大戦前から本格的な工業(yè)化などを成し遂げた唯一の存在だった。そして1960年代以降は、韓國(guó)、臺(tái)灣、香港、シンガポールが、急速な工業(yè)化と経済発展を遂げたとして「アジアの4小竜」と呼ばれるようになった。仮に広東省の21年GDPが韓國(guó)を上回れば、広東省の経済規(guī)模は「アジアの４小竜」のいずれをも上回ったことになる。（翻訳?編集/如月隼人）