中國(guó)メディアの封面新聞は14日、中國(guó)の多くの大學(xué)が未婚の學(xué)生の性行為に処分規(guī)定を設(shè)けていると報(bào)じた。

記事によると、中國(guó)では最近、大連理工大學(xué)の院生の學(xué)生手帳に記されている「學(xué)習(xí)期間に発生した未婚者の性行為に『過(guò)失としての記録』以上の処分を下す」との一文が物議を醸した。記者が確認(rèn)したところ、浙江大學(xué)、復(fù)旦大學(xué)、華中師範(fàn)大學(xué)などにも同様の規(guī)定があるという。

記事はまた、2003年に重慶市のある大學(xué)が學(xué)校で腹痛を訴えて妊娠が分かった女子學(xué)生と同じ大學(xué)の男子學(xué)生を除籍処分にした件にも言及。その上で「時(shí)代の流れとともにこうした規(guī)定にも変化が見(jiàn)られる」とし、大連理工大學(xué)の規(guī)定も以前の文言に比べシンプルになっている點(diǎn)を挙げた他、重慶の大學(xué)も17年に、「不正當(dāng)な性行為で劣悪な影響を引き起こした者には『過(guò)失としての記録』以上の処分を下す」と簡(jiǎn)素化していると伝えた。

この件をめぐって性の問(wèn)題に詳しい彭暁輝（ポン?シャオフイ）氏は「いかなる法律も未婚の成人の性行為を禁止していないが、慣例において學(xué)校の道徳や規(guī)律に対する要求は他の社會(huì)組織に比べて厳しい。性行為は成人した未婚學(xué)生の権利と私的な事柄であり、負(fù)の結(jié)果をもたらさない狀況下で一般的に學(xué)校が自発的に介入することはない」と説明する一方、「學(xué)校がこうした規(guī)定を設(shè)けるのは関連するマイナスの出來(lái)事に対応するためだ。學(xué)生が戀愛(ài)し、親密な行為があるのは理解できる。だが、負(fù)の影響、悪い結(jié)果が発生した場(chǎng)合、學(xué)校はこれを根拠に処理することができる」と指摘。さらに「社會(huì)の影響と學(xué)校の規(guī)律という角度から考えるとこのような規(guī)定には合理的な考えがあり、正否を簡(jiǎn)単に判斷することはできない。民間は校則を制定する大學(xué)の自主性を尊重し、學(xué)校と學(xué)生は相手の身になってその権益を考えてほしい」などと述べ、「學(xué)校が自ら校則を制定する権利を尊重するだけでなく、學(xué)生が自主的に選択する権益も尊重してほしい」と社會(huì)に呼び掛けた。

彭氏はまた、大學(xué)が規(guī)定の見(jiàn)直しを行ってきたことを「學(xué)生に対する包容度が増している」と評(píng)価。この話題は中國(guó)のSNSでも注目を集めており、あるネットユーザーは「學(xué)校の規(guī)定を支持するが、學(xué)生が入學(xué)する前に告知すべきだ。受け入れられない學(xué)生は入學(xué)しなければいい。成年の性行為は個(gè)人の権限。ただ、學(xué)校の學(xué)習(xí)環(huán)境を保障することは學(xué)校の権限であり義務(wù)だ」との意見(jiàn)を寄せている。（翻訳?編集/野谷）