2021年9月15日、韓國?世界日報は、10カ月ぶりに訪韓した中國の王毅外相が、韓國に対し「警告メッセージを送った」と伝えた。

記事によると、訪韓中の中國の王毅（ワンイー）國務(wù)委員兼外相は同日午前、ソウルの外交部庁舎で鄭義溶（チョン?ウィヨン）外相と會談を行った。會談後、王外相は取材陣に対し、「韓國が米國寄りだ」という一部の評価について「米國側(cè)に傾いたのか、中國側(cè)に傾いたのか、韓國に問わなければならない」と答えた。また「ただひとつだけはっきりしていることがある」とした上で「中國と韓國は切っても切れない隣人であり、切っても切れないパートナーとして友好的な関係を維持しなければならない」と述べたという。これについて記事は「中韓が切っても切れない関係にあるという點(diǎn)を認(rèn)識し、米中間でどちらに近づくべきかを韓國が自ら考えなければならない、という一種の警告メッセージだ」と分析している。

王外相はまた、米國議會が最近、米國?英國?カナダ?オーストラリア?ニュージーランド5カ國の機(jī)密情報共有同盟體「ファイブ?アイズ」に韓國などを追加する案を検討したことについても言及し、「完全に冷戦時代の産物だと考える。時代遅れだ」と批判した。

その後、王外相は大統(tǒng)領(lǐng)府に移動し文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)と會談を行った。文大統(tǒng)領(lǐng)は會談の席で「朝鮮半島平和プロセス推進(jìn)における中國の役割と寄與を評価する」とし、「今後も韓國政府は中國を含む國際社會と共に朝鮮半島の非核化と平和定著のために努力していく」と述べたという。

これを受け、韓國のネット上では「自分たちが何か言われたときは『內(nèi)政干渉するな』って批判するくせに、他人には厳しいね」「文大統(tǒng)領(lǐng)が中國の子分みたいに振る舞っているから、中國は親分だと勘違いしてるのかな」と中國への批判的な聲が相次ぎ、「中國とはソーシャルディスタンスをとるべき」「中國と親しくしたところでいいことなどない」「柔軟な外交をお願いしたい。國家の利益が最優(yōu)先」と訴える聲が上がっている。

その他にも「米中どちらか選ばなければならないとしたら、當(dāng)然米國」「日米韓同盟を強(qiáng)化しよう」「日米中を相手にするには文大統(tǒng)領(lǐng)じゃ無理」「こんなこと言われるなんて…。これが韓國の現(xiàn)狀？」などの聲が見られた。（翻訳?編集/松村）