日本が臺灣に5度目のワクチン提供、「感謝多數(shù)」の一方で…―臺灣メディア

日本が臺灣に5度目のワクチン提供を行うことについて、臺灣メディアは「ネットユーザーから激烈な反応が出ている」と報(bào)じた。

茂木敏充外相は14日、臺灣にアストラゼネカ（AZ）製の新型コロナウイルスワクチン50萬回分を新たに提供することを発表、準(zhǔn)備ができ次第輸送するとした。日本が臺灣にワクチンを提供するのは、今年6月4日に最初の提供を行ってから今回で5度目。合計(jì)で約390萬回分となる。

これを受け、蔡英文（ツァイ?インウェン）総統(tǒng)はフェイスブックで「友情のワクチン要再來了?。ㄓ亚椁违铳隶螭蓼郡浃盲皮耄。工葧欷慨嬒瘠蛲陡?、「過去にAZワクチンを接種した人たちは、接種時(shí)に日本からのワクチンであることに気付き、臺日友好の情を感じたことでしょう」「國際的な感染狀況がどのように変化しても、日本の一貫した臺灣への支援に感謝したいと思います。臺灣は今後も日本と互いに支え合い、共に新型コロナに挑戦していきます」などとつづった。

蔡氏の投稿には「ありがとう日本！」「心から感謝します。臺日の関係は盤石」「日本の援助にあらためて感謝。日本が臺灣を応援してくれると信じています」「日本の臺灣への支援に感謝します。臺日友好が長く続きますように」など、日本への感謝を示す聲が多數(shù)寄せられている。

一方で、一部のユーザーからは「アメリカや日本には頻繁に感謝するんだな。數(shù)で比べれば鴻海（ホンハイ）とTSMC（臺灣積體電路製造）が手配した1500萬回分に遠(yuǎn)く及ばない。やはり臺灣民間企業(yè)の方が良い。BNT（ビオンテック）のワクチンが屆くたびに、総統(tǒng)も感謝するのを忘れないでくださいよ」との聲や、モデルナ製ワクチンの供給が遅れていることから「私のモデルナ2回目は？」と訴える聲、さらに「日本に感謝。だけどタダより高い物はないと信じている。釣魚臺（尖閣諸島）の主権をワクチンと引き換えにしてはいけない」との聲も寄せられている。

また、臺灣メディアの中時(shí)新聞網(wǎng)の15日付記事は「（日本のワクチン提供に）臺灣のネットユーザーからは激烈な反応が出ており、賛否が割れている」と報(bào)道。接種率が上がると喜ぶ聲がある一方で、「核食（放射能汚染された食品）の輸入を拒否できなくなるのではないか」「政府はタダでもらうのではなく日本にお金を払うべきだ。食べきれないほどの核食が入ってくる」などの懸念の聲や、「なぜずっと他國の提供に頼ってばかりなのか」「自分たちで購入したはずのワクチンはいつ屆くんだ？」「ワクチン政策は完全に失敗だ」といった政府への批判もあったと伝えている。（翻訳?編集/北田）