中秋節(jié)（舊暦8月15日、今年は9月21日）は、一家が集う時(shí)でもあるため「団圓節(jié)」とも呼ばれる中國(guó)の伝統(tǒng)的な祝祭日だ。また、その昔から內(nèi)モンゴル自治區(qū)は、多くの民族が交流し、混ざり合い、相互參考する大舞臺(tái)だったこともあり、古代の貴重な文化財(cái)などが數(shù)多く殘されている。これらの文化財(cái)を見てみると、人々は中秋節(jié)に月を拝み、月見をし、一家だんらんを楽しんでいただけでなく、國(guó)の安定や団結(jié)、繁栄、発展の願(yuàn)いもその「団圓」の文化に込めていたことがわかる。中秋節(jié)を目前に控えた今、內(nèi)モンゴル博物院に足を運(yùn)んで、博物館で「タイムスリップ」して、その「団圓」の文化に迫った。人民網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

內(nèi)モンゴル博物院の「辺関歳月」展示ホールでは、さまざまな文化が融合された素晴らしい中華文明を示す美しい青銅器が展示されている?！肝枞伺c獣紋鋪首銜環(huán)耳青銅壺」と呼ばれるこの青銅器は中國(guó)國(guó)家一級(jí)文化財(cái)で、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で內(nèi)モンゴルで発見された唯一の踴る異民族がデザインされた青銅壺となっている。その歴史は2000年以上前の春秋?戦國(guó)時(shí)代にまでさかのぼり、農(nóng)耕文明の青銅器製造技術(shù)、彫刻技術(shù)、踴る異民族の意匠が一つの壺に集約されており、昔の人々の文化、美に対する追求が描寫されていると同時(shí)に、北方辺疆地區(qū)と中原地區(qū)の文化が交流し、融合していたことを示す証となっている。

ユーラシア大陸と繋がる草原シルクロードでは、遊牧文化と農(nóng)耕文化が交わり、中國(guó)と西洋諸國(guó)の貿(mào)易がここで往來(lái)し、文化交流を活発に行っていた。発見された古代遺跡にしても、出土した文化財(cái)にしても、こうした文化の多元性を示している。東晉時(shí)代に仏教の経典が中國(guó)語(yǔ)に訳されるようになると、摩羯紋が中原地區(qū)に伝わった。そして唐代になると、それは金?銀器、陶磁器を飾る模様となった。摩羯紋金花銀盤は、中國(guó)と外國(guó)が交流する中で生まれた作品の一つだ。その淵は六つの花びらの形をしており、幅は7．4センチ。中央には、火焰寶珠と摩羯が描かれ、それを囲むように花が描かれている。花模様と図案はいずれも純度の高い金が使われており、銀地に金の花が描かれ、模様や製作技術(shù)は、東洋と西洋の文化が深く交流していたことを示している。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN）