中國(guó)が日豪など11カ國(guó)による環(huán)太平洋経済連攜協(xié)定（TPP）への加入を申請(qǐng)したことに関連し、米華字メディアの多維新聞は19日、「中國(guó)は守勢(shì)から攻勢(shì)に転じる」とする記事を掲載した。

中國(guó)商務(wù)部は16日、TPPへの加入申請(qǐng)をとりまとめるニュージーランドに申請(qǐng)書(shū)類(lèi)を提出したと発表した。

記事によると、バイデン米政権は発足後、中國(guó)との意思疎通の強(qiáng)化を試みた。だがこれはトランプ政権時(shí)の偏向的な対中政策を正すことが目的であって、対中路線を完全に転換するものではない。したがって、米國(guó)內(nèi)では相変わらず、中國(guó)とのデカップリング（切り離し）を求める聲が強(qiáng)い。バイデン氏は同盟國(guó)とのコンタクトの取り方を熟知しており、政権発足後、同盟國(guó)を取り戻し、経済、技術(shù)、軍事などで中國(guó)を排除するルールやシステムを確立しようとしている。

中國(guó)の米國(guó)に対する立場(chǎng)は確固不動(dòng)ではあるが、実際には米中のデカップリングを回避するために、「お互いに歩み寄りながら共通の目標(biāo)に向かって進(jìn)む」ために最善を盡くしている。TPP加入は、一方では緩衝地帯を設(shè)定することであり、他方では米國(guó)に対し、中國(guó)は「卵を全部一つのかごに入れる」ことはしないという姿勢(shì)を示すものでもある。

TPP11カ國(guó)には、米國(guó)の貿(mào)易上の「親友」であるカナダとメキシコ、さらには米國(guó)が厚く信頼するオーストラリア、日本、シンガポール、ベトナムが含まれる。中國(guó)がTPP加入を申請(qǐng)し、その中に積極的に溶け込むことはまさに「守勢(shì)から攻勢(shì)に転じる」だ。（翻訳?編集/柳川）