中國メディアの新京報などによると、黒龍江省ハルビン市內(nèi)で18日、4歳の女児への性的暴行の罪で50代の男に対する死刑が執(zhí)行された。

報道によると、黒龍江省ハルビン市內(nèi)に住んでいた男は2020年8月29日午後6時半ごろ、隣の家の4歳の女児をだまして連れ出し、工事現(xiàn)場の脇にあった排水溝內(nèi)で暴行した。

裁判所は男の行為について、強(qiáng)姦（ごうかん）罪が成立し、女児に重傷を負(fù)わせたなど、極めて悪質(zhì)な犯罪と判斷。黒龍江省ハルビン市中級人民法院（裁判所）は20年12月2日、被告に対して強(qiáng)姦罪を適用して死刑及び政治権利の終身剝奪の一審判決を言い渡した。

裁判所は、男が強(qiáng)姦罪で前科2犯だったことも、「被告には社會に危害をもたらす性質(zhì)が極めて根深く、人身に対する危険性が極めて大きい」と判斷する根拠としたという。また、黒竜江省高級人民法院も一審判決を支持する二審判決を言い渡した。

中國では死刑の執(zhí)行には最高人民法院（最高裁）の承認(rèn)が必要だが、最高人民法院も二審判決を支持したので、被告に対する死刑が確定した。

記事は、死刑執(zhí)行前には、法に基づいて親族の面會を認(rèn)めるなど、男の合法的権利は十分に保障されたと紹介した。

被告に死刑を言い渡したハルビン市內(nèi)の両裁判所は、今後も未成年の合法的権利を侵害する犯罪については「容認(rèn)ゼロ」の強(qiáng)い姿勢で臨み、法に基づき斷固として厳罰に処して絶対にうやむやにしないことで、未成年が健全に成長するための良好な法治環(huán)境をつくる方針という。（翻訳?編集/如月隼人）