2021年9月18日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、バイデン政権が発足して以降米中関係に進展が見られない中國政府が、トランプ政権時代を戀しがっているとするドイツメディアの報道を伝えた。

記事は、ドイツ紙?南ドイツ新聞に掲載された「トランプのほうが良かった」と題する文章を引用。昨年11月の米大統(tǒng)領選挙で當選したバイデン氏が大統(tǒng)領に就任してから9か月が経過した現(xiàn)在、中國政府がバイデン政権に寄せていた期待は依然として実現(xiàn)しておらず、トランプ政権時代に発動した米國の中國製品に対する輸入制裁関稅がなおも発動し、米國の中國に対する不信感が軽減されていない狀況だとした。

また、中國政府は米國がバイデン大統(tǒng)領就任から半年以內(nèi)に貿(mào)易問題などを含む新しい対中戦略プランを打ち出し、中國に対して非公式に約束事を示すことに期待し、米國政府も中國政府が米中関係において「協(xié)力できる部分は協(xié)力し、対立が深刻な部分とは分けて対処する」ことに期待を寄せていたものの、いずれも現(xiàn)狀では空振り狀態(tài)であると伝えた。

その上で、バイデン大統(tǒng)領の対中政策が今なおはっきりせず、中國政府に「トランプ政権時代のほうがまし」と感じさせるに至っている理由について「バイデン大統(tǒng)領が進むも引くも難しい狀況にあることがその一つ」とし、制裁関稅に対する不満が中國人のみならず米國の企業(yè)団體にまで広がっている一方で、仮に習近平（シー?ジンピン）國家主席が譲歩をしてきた場合に、共和黨だけでなく身內(nèi)の民主黨の対中強硬派から軟弱外交との批判を受け、これに耐えられる力を持っていないため、身動きの取れない狀態(tài)にあるのだと分析している。（翻訳?編集/川尻）