2018年12月11日からカナダでの軟禁生活が続いていた華為技術(shù)（ファーウェイ）の任正非最高経営責(zé)任者（CEO）の娘である孟晩舟最高財(cái)務(wù)責(zé)任者（CFO）が、帰國(guó)の途に就いた。同件が中國(guó)で伝えられると、ネットの投稿欄は立ちどころに、喜びを表明する書(shū)き込みで溢れかえることになった。

新華社は日本時(shí)間25日午前9時(shí)半に、孟CFOは中國(guó)政府のチャーター機(jī)に搭乗し、すでにカナダを離れたと報(bào)じた。他の中國(guó)メディアも次々に、関連情報(bào)を報(bào)じた。人民日?qǐng)?bào)系の環(huán)球時(shí)報(bào)の胡錫進(jìn)編集長(zhǎng)は、中國(guó)版ツイッターの微博（ウェイボー）を通じて「孟晩舟女士が再び自由を得たことを祝賀する」と表明する文章を発表した。中國(guó)の大手ニュースサイトの新浪網(wǎng)は同文章を転載した。

微博を確認(rèn)したところ、日本時(shí)間25日午前11時(shí)半時(shí)點(diǎn)で、「孟晩舟がまもなく祖國(guó)帰還」が、最も多く検索されている話題と表示された。同時(shí)點(diǎn)での検索回?cái)?shù)は398萬(wàn)回を突破していた。検索回?cái)?shù)第2位の、マカオにおける新型コロナウイルス感染癥についての話題も検索回?cái)?shù)が約312萬(wàn)回とかなり多いが、それ以外の話題は200萬(wàn)回に達(dá)していない。

中國(guó)のネットユーザーは、孟CFOの帰國(guó)を喜ぶ聲を次々に投稿した。「帰宅を歓迎。本當(dāng)に容易ではなかった。心の中の苦しさは、彼女だけが知っていたはず。帰ることになってよかった。一家団らんで食事ができることは、本當(dāng)に容易ではない」、「孟晩舟さんが帰國(guó)の途。肉親が一緒になる。これは、祖國(guó)が日に日に強(qiáng)大になりつつあることと不可分だ」といった、やや長(zhǎng)文の投稿もあれば、「おかえりなさい」、「すばらしい」、「天にも昇る喜び。祖國(guó)が強(qiáng)大であることに感謝」といった比較的短い投稿も続々と発表されている。

また、航空便の運(yùn)航狀態(tài)を表示するアプリを畫(huà)像化して、孟CFOが搭乗したと思われる航空機(jī)の狀況を知らせるページも出現(xiàn)した。

孟晩舟氏はファーウェイ創(chuàng)業(yè)者である任正非CEOの娘として、1972年に生まれた。ファーウェイでは、最高財(cái)務(wù)責(zé)任者（CFO）や副會(huì)長(zhǎng)の役職に就いた。しかし2018年12月1日、メキシコに向かうために立ち寄ったカナダの空港で逮捕された。同月11日には1000萬(wàn)カナダドル（約8億5000萬(wàn)円）の保釈金と引き換えに身柄の完全拘束を解かれたが、パスポートを提出した上でGPS裝置利用による當(dāng)局の監(jiān)視を受けるなどで軟禁狀態(tài)が続き、帰國(guó)できないでいた。

孟CFOの逮捕は、米國(guó)當(dāng)局がイラン問(wèn)題との絡(luò)みで「複數(shù)の國(guó)際機(jī)関を欺くための陰謀容疑」があるとしてカナダ側(cè)に要請(qǐng)したことによるものだったとされる。中國(guó)當(dāng)局および中國(guó)メディアは同件について米國(guó)とカナダ當(dāng)局に対する批判や非難を続けていた。

香港メディアによると、カナダのトルドー首相は、孟CFOの搭乗する航空機(jī)がカナダを離れて約1時(shí)間後に、孟CFOが逮捕された直後から中國(guó)國(guó)內(nèi)で身柄を拘束されていたカナダ人2人が、中國(guó)を出國(guó)したと表明した。（翻訳?編集/如月隼人）