2021年9月28日、環(huán)球網(wǎng)は、原子力潛水艦をめぐる米英両國(guó)の「ダブルスタンダード」に世界が警戒している、とする記事を掲載した。以下はその概要。

米國(guó)、英國(guó)、オーストラリアが先日、3カ國(guó)間の安全保障パートナーシップであるAUKUSを立ち上げた。また、オーストラリアはフランスとの契約を蹴って米英の支援のもとで原子力潛水艦部隊(duì)を構(gòu)築する姿勢(shì)を打ち出した。すると、日本では自民黨総裁選で爭(zhēng)う河野太郎、高市早苗氏が26日に行われた討論會(huì)の中でそれぞれ「日本政府も原潛保有について全面的に検討すべきだ」との見解を示した。

原潛技術(shù)は非常にセンシティブな軍事機(jī)密であり、米英両國(guó)は同盟國(guó)にさえ供與を行ってこなかった。それ故に、オーストラリアへの技術(shù)供與は非常に特殊な動(dòng)きと言える。米政府関係者からも「例外的な政策であり、一度きりだと認(rèn)識(shí)している」との聲が出ているようだ。

原潛技術(shù)の大きな問題は、原潛に使用する核反応?duì)tの燃料の93．5％が高濃縮ウランで、兵器級(jí)の核材料に屬するということ。米英両國(guó)は非核兵器保有國(guó)であるオーストラリアにセンシティブな各材料とその関連技術(shù)を輸出しようとしているのである。しかも、國(guó)際原子力機(jī)関（IAEA）の監(jiān)督體系ではオーストラリアが高濃縮ウランを核兵器に転用しないかどうかを監(jiān)視できないのだ。

オーストラリアは「核兵器不拡散條約」上の非核保有國(guó)であり、「南太平洋非核地帯條約」の締約國(guó)である。3カ國(guó)の行為は、國(guó)際的な核不拡散に向けた努力を著しく損ね、間違いなく地域の平和的発展のムードを深刻に破壊し、地域における核軍備競(jìng)爭(zhēng)のリスクを大きく増大させるものである。このため、マレーシア、インドネシアなどASEAN諸國(guó)から強(qiáng)い反対や憂慮の聲が出ている。

核兵器保有國(guó)である米英両國(guó)は、イランなどの核保有計(jì)畫を厳しく制限したり圧力を加えたりする一方で、オーストラリアに対しては軍事的な核技術(shù)の発展を支援している。これは誰の目にも明らかな「ダブルスタンダード」であり、必ずや関連する問題を複雑化させ、解決を難しくさせることになるのだ。（翻訳?編集/川尻）