アルゼンチンが中國開発の戦闘機(jī)購入か、不安で夜も眠れぬ英國人―中國メディア

Record China    2021年10月3日(日) 12時(shí)0分

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環(huán)球時(shí)報(bào)は、アルゼンチンがJF-17戦闘機(jī)を購入する可能性が高いとして「英國人は夜も眠れなくなった」と論じる記事を発表した。寫真は同戦闘機(jī)に搭載可能とされるCM-802B対艦ミサイル。

中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は2日付で、アルゼンチンが中國とパキスタンが共同開発した戦闘機(jī)「JF-17」を購入する可能性が高いとして、先ごろの珠海航空ショーで中國が出展した裝備品と合わせて「英國人が夜も眠れぬようになった」と論じる記事を発表した。

JF-17は中國とパキスタンが共同開発した単座式全天候型多用途戦闘機(jī)で、初飛行は2003年9月だった。同機(jī)の開発構(gòu)想は1980年代に端を発している。當(dāng)初は中國の改革開放を好感した米國など西側(cè)諸國が協(xié)力したが、1989年に発生した天安門事件が原因で西側(cè)諸國は手を引いた。中國はその後、新型戦闘機(jī)の開発をパキスタンと共同で進(jìn)めることになった。パキスタンの主な「役割り」は、同國が運(yùn)用していた米國製のF-16戦闘機(jī)についての情報(bào)提供だったとの見方が強(qiáng)い。

開発された戦闘機(jī)の中國側(cè)呼稱はFC-1で愛稱は梟龍、パキスタン側(cè)呼稱はJF-17で、愛稱は「サンダー」となった。中國ではパキスタン側(cè)の愛稱を中國語に置き換えた「雷電」と呼ばれることも多い。

環(huán)球時(shí)報(bào)記事は、米國メディアが最近になり、アルゼンチン政府が改良型のJF-17の12機(jī)購入を決定したと報(bào)じたと紹介。ただし、アルゼンチン政府側(cè)は最終決定したことを否定したことも、併せて伝えた。

環(huán)球時(shí)報(bào)がアルゼンチンの戦闘機(jī)購入の話題を英國と絡(luò)めて論じた背景には、フォークランド諸島の領(lǐng)有権をめぐる両國の対立があると考えてよい。フォークランド諸島はアルゼンチン本土の沖合にあり、19世紀(jì)前半から英國が支配している。しかしアルゼンチンは同諸島に対する領(lǐng)有権を主張し、1982年には両國間に3カ月に及んだ本格的な武力衝突である「フォークランド紛爭」が発生した。

中國は同問題についてアルゼンチンを支持しており、同諸島の地名についても、アルゼンチン側(cè)の呼稱であるマルビナス諸島を中國語に音訳した「馬爾維納斯」を使い続けている。2021年6月24日にも、中國の耿爽國連大使が國連脫植民地化特別委員會(huì)で、フォークランド諸島の問題について発言し、同問題は「植民地主義が歴史に殘した問題」であり、中國はアルゼンチンの主張を一貫して支持していると主張した。

環(huán)球時(shí)報(bào)記事は、アルゼンチンがフランスやロシアの戦闘機(jī)を購入する可能性は極めて低く、JF-17以外には、米國に中古品となったF-16やF/A-18を海外に売卻する動(dòng)きがあるが、米英の同盟関係を考えれば、米國がアルゼンチンに自國製戦闘機(jī)を売卻することには疑問が殘ると主張するアルゼンチンの専門家の意見を紹介。さらに、英國の専門家による「JF-17は(アルゼンチンにとって)ますます最善の選択になってきたようだ」との見方も紹介した。

記事は、「英國人が夜も眠れぬようになった」論拠として、9月28日から10月3日まで開催された中國國際航空航天博覧會(huì)(中國航空宇宙飛行博覧會(huì)、通稱は珠海航空ショー)で中國が出展した改良型JF-17の新型レーダーやエンジン、裝備可能なミサイルを挙げた。

改良型JF-17はアクティブ?フェーズドアレイ式レーダーと中國が開発したターボファンエンジンであるWS-13(渦扇13)を搭載しており、中國が開発した短距離空対空ミサイルのPL-10(霹靂10)やアクティブレーダーホーミング中距離空対空ミサイルのPL-12(霹靂12)、さらに対艦ミサイルYJ-83(鷹撃83)を搭載できるという。

珠海航空ショーではPL-15E、SD-10A、PL-10E、CM-802Bなどの、中國が開発したさらに新型の空対空?対艦ミサイルも出展された。特にCM-802Bは、射程が290キロと従來型よりも大幅に向上し、障害物を回り込んで攻撃できることから、標(biāo)的とする艦船を「死角なし」でピンポイント攻撃できるがあるという。

同記事はJF-17について、「軽戦闘機(jī)ではあるが、搭載された新型の空対空ミサイルや空対地ミサイルは大変な脅威だ」と主張する英國人専門家もいると紹介した。(翻訳?編集/如月隼人

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