湖北省応急管理庁はこのほど、6月12日午前6時42分に同省十堰市內(nèi)の建物で発生した26人が死亡し138人が負(fù)傷した爆発事故の調(diào)査報告書を9月30日付で発表した。中國メディアの界面新聞は同件を、10月3日付で報じた。

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爆発が発生したのは食料品店や飲食店が入居するビルで、爆発によって１階部分や2階部分の床が崩落した。建物周辺は爆発で吹き飛んだがれきや雑物が足の踏み場もないほど散亂した。店と店を仕切っていたれんが造りの壁がなぎ倒された。爆発現(xiàn)場の近くにある建物では、窓ガラスが一斉に粉砕された。

事故が発生した建物は、地下水路化した川の上に建てられていた。地下水路化に伴い、川の底や川岸はすべて、コンクリートで固められ、その空間を利用してガス管が敷設(shè)されていた。早い時期には川の管理は東風(fēng)汽車の責(zé)任とされていたが、2012年12月には管理責(zé)任が地元の張灣區(qū)に移行された。

その後、川の環(huán)境狀況が中國の分離で最下位である「劣5類」と判定されたため、張灣市は2018年12月に改善に著手し、19年8月には泥やごみの除去、破損した汚水管の交換、川底の改修などの作業(yè)を終えた。

建物はかつては東風(fēng)汽車の関連會社が管理していたが、同社はその後、権利を別の會社に譲渡した。その際に、建物の下にある地下水路內(nèi)にガス管などが通っていることを知らせていなかった。ガス管を利用していたガス會社もガス管の點(diǎn)検などを行っておらず、ガス會社の擔(dān)當(dāng)責(zé)任者が事故発生後に、責(zé)任を逃れるため點(diǎn)検の記録を偽造したと分かった。

事故発生の約1時間前に、市の緊急指揮センターはガス漏れ発生の通報を受けた。緊急指揮センターは警察官の出動と、ガス會社には応急処置のための人員の派遣を指示した。ガス會社からの人員は現(xiàn)場で応急処置を開始して8分後に警察及び消防に対して、処置が完了したので引き揚(yáng)げてよいと伝えた。警察官と消防士は念のために現(xiàn)場にとどまって監(jiān)視を続けたが、4分後に爆発が発生した。

調(diào)査報告書は、爆発の直接のきっかけについて、飲食店で発生した火花が排気ダクトに飛び込んで、さらに暗渠內(nèi)の閉じられた空間に充満していた都市ガスと空気の混合気體に引火したと斷定した。

調(diào)査報告書によると、爆発事故が発生した建物には飲食店7軒が入居していたが、賃貸契約書では、炎を出す器具を使っての調(diào)理が禁止されていた。しかし飲食店は契約內(nèi)容を無視し、さらに排気ダクトを暗渠內(nèi)に通じさせていた。

調(diào)査報告書は、不動産管理會社が安全管理をきちんと実行していなかったことを問題視した。契約書では入居する店舗の関係者が店舗に宿泊することが禁止されていたが、宿泊する店舗関係者がいても、不動産管理會社はやめさせようとしなかった。結(jié)果として、宿泊していた店舗関係者4人が死亡した。不動産管理會社はさらに、建物に違法な増築を加えて店舗を入居させていた。

界面新聞によると、同事故に関連して11人が刑事責(zé)任を追及されることになった。（翻訳?編集/如月隼人）