卓球の伊藤美誠(chéng)の「変則サーブ」をめぐり、中國(guó)の著名な文化學(xué)者である馬未都（マー?ウェイドゥー）氏が「日本文化と関係がある」と分析したことが波紋を広げている。中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)が7日付で伝えた。

問(wèn)題の発言は、先月に放送されたトーク番組「円卓派」で出たもの。同回では、卓球界のレジェンドで「大魔王」とも呼ばれた鄧亜萍（デン?ヤーピン）さんが、伊藤美誠(chéng)のプレースタイルを「自分と似ている」と評(píng)したことでも注目を集めていた。

馬氏は、中國(guó)でも「ダンスサーブ」などと話題になった伊藤美誠(chéng)の大きなサーブモーションについて、「これは実質(zhì)的には文化的な問(wèn)題だ」と分析。日本の武士道を挙げた上で、「日本文化ではこういった『儀式感』が重視され、彼女が欲しているのもこれだ」として、日本の剣道の作法などに言及。司會(huì)者が「（たとえば）宮本武蔵」との発言が出ると「そうだ」と何度もうなずいた。

その上で、「好きか嫌いかに関わらず、その存在を受け入れなければならない」とし、「伊藤美誠(chéng)が試合をするとネット上ではネガティブなコメントがたくさん出るが、私たちは世界のスポーツに対する姿勢(shì)を広く見(jiàn)なければならない。彼女は彼女の姿勢(shì)で臨み、見(jiàn)ている側(cè)は楽しめばよい。（見(jiàn)ている側(cè)は）すべての選手に一つの方法でのサーブを求めてはいけない。過(guò)去には投げ上げサーブを多くの人が見(jiàn)たいと思った。私たちは卓球の自由な発展を認(rèn)めなければならない」と述べた。

しかし、中國(guó)のネットユーザーからはツッコミが殺到?！袱丹蓼钉蓼圣抓飑`スタイルを認(rèn)めるべき」という部分には理解を示しながらも、サーブのモーションを日本文化と結(jié)び付けたことについては「正真正銘のでたらめだ」「伊藤美誠(chéng)本人は自分のモーションが武士道から來(lái)ていることを知っているのかな（笑）」「相手の気をそらせてリターンのミスを誘うためでは？」「儀式感って何だよ。相手の注意をボールからそらせるためだろう」などの聲が上がったという。

一方で、日本文化の中には実際に意味を持たなくても儀式的に行っていることが少なくないとして、理解を示すユーザーも少數(shù)ながらいたようだ。

記事は最後に、「では伊藤美誠(chéng)本人はなぜこのようなプレースタイルを採(cǎi)用しているのか」とし、東京五輪後に中國(guó)メディアのインタビューに対して伊藤が「とにかく相手に分かりづらくするためにああいう動(dòng)きになったという感じです」と語(yǔ)ったことを伝えた。（翻訳?編集/北田）