習(xí)近平國家主席は8日、日本の岸田文雄首相と電話會談を行ないました。

習(xí)主席は、中國と日本の関係について「両國は近隣である。両國の友好協(xié)力関係の維持と発展は、両國と両國人民の根本的利益に合致し、アジアひいては世界の平和、安定、繁栄にも役立つ」と、重要性を強調(diào)しました。また、「現(xiàn)在、両國関係はチャンスと試練が共存している」と述べ、來年の中日國交正?；?0周年に觸れ、共に重要な歴史の節(jié)目を迎え、両國関係の新たな発展の見通しを切り開くことに期待を示しました。

また、「両國は、両國関係におけるマイナスとプラスの経験を真摯にくみ取る必要がある」と述べ、四つの政治文書が確立した諸原則を遵守し、「互いにパートナーとなり、互いに脅威を構(gòu)成しない」という政治的な共通認識を著実に実行することや、歴史や臺灣などの重大かつ敏感な問題を適切に対応すること、食い違いをコントロールすること、正しい方向を著実に把握して両國関係の政治的基礎(chǔ)と大局を維持することなどの必要性を指摘しました。

このほか、両國が國政運営に関する交流や経済政策の協(xié)調(diào)を強化すると共に、公平かつ開放的な貿(mào)易と投資環(huán)境への共同維持を通じて、より高いレベルで相互の強みを活かし、互恵共栄を?qū)g現(xiàn)して、両國人民に更なる恵みをもたらすべきだとの見方を示しました。國際関係については、両國が真の多國間主義の実行、地域協(xié)力の積極的な促進、世界的な挑戦への協(xié)調(diào)対応を通じて、世界の平和と安定的な発展を維持すべきであるという中國側(cè)の考えを示しました。また、東京五輪の成功に祝意を示したうえで、來年2月に行なわれる北京冬季五輪への日本の積極的な參加に歓迎の意を示しました。

これに対して、岸田文雄首相は中國の國慶節(jié)に祝意を示したうえで、「両國関係は、現(xiàn)在の國際情勢と地域情勢の下で、新たな時代に入った」との見方を示しました。また、「中國側(cè)とともに、両國関係の歴史から重要な啓発をくみ取ると同時に、來年の國交正?；?0周年を契機に、新たな時代の要求に満ちた建設(shè)的かつ安定した両國関係の構(gòu)築に向けて努力していく」と強調(diào)しました。そのうえで、対話による意見の相違のコントロールをすべきだとして、引き続き中國側(cè)と連攜して、経済協(xié)力と民間交流を強化すると共に、新型コロナウイルス感染対策や気候変動など、重要な國際と地域の問題において緊密な協(xié)力と交流を進めていきたい日本政府の姿勢を示しました。また、北京冬季五輪の順調(diào)な開催への期待を表しました。

今回の電話會談について、雙方は「非常にタイムリーで、非常に重要だ」とみており、両國関係を正しい方向に向わせるために、引き続きさまざまな意思疎通と交流を維持していくことで合意しました。（提供/CRI）