2021年10月10日、米華字メディア?多維新聞は、中國(guó)が受注して建設(shè)中のインドネシアのジャカルタ―バンドン高速鉄道プロジェクトがラストスパートの段階に入ったと報(bào)じた。

同高速鉄道は全長(zhǎng)142キロで最高設(shè)計(jì)時(shí)速は350キロ、開通すれば現(xiàn)在3時(shí)間ほどかかっているジャカルタ―バンドン間を40分で結(jié)ぶ。2015年にインドネシア政府が建設(shè)計(jì)畫を発表し、日本と中國(guó)が入札競(jìng)爭(zhēng)を繰り広げた結(jié)果、インドネシア側(cè)の財(cái)政負(fù)擔(dān)がない中國(guó)の提案が採用された。16年1月に起工式が行われたものの、事務(wù)手続きの遅れや土地収用の難航により本格的な著工は18年にまでずれ込んだ。

著工の遅れに伴い、當(dāng)初18年內(nèi)とされてきた完成時(shí)期は再三延期されてきた。昨年には新型コロナウイルス感染拡大にともなって建設(shè)工事が進(jìn)められず、インドネシア政府が完成時(shí)期を再度1年遅らせて22年としていた。

記事は、同鉄道の費(fèi)用や建設(shè)の進(jìn)捗狀況などについて、インドネシア國(guó)有企業(yè)省の報(bào)道官から10日に「重要な情報(bào)」が明かされたとし、同國(guó)のジョコ大統(tǒng)領(lǐng)が関係當(dāng)局に対して國(guó)有財(cái)団を創(chuàng)設(shè)して高速鉄道融資問題を解決するよう命じたこと、80％の建設(shè)が完了しており、22年の開通という最終目標(biāo)の実現(xiàn)がさらに一歩近づいたと伝えている。

また、今年8月中旬には2つの大型トンネルが開通し、全路線で13か所あるトンネルのうちすでに10か所が貫通したこと、9月21日には中國(guó)を出発した鋼鉄製ロングレールの最終納品分6600トンがインドネシアのチラチャプ港に到著し、同鉄道のレール敷設(shè)に向けた準(zhǔn)備が整いつつあることが伝えられたと紹介した。（翻訳?編集/川尻）