2021年10月13日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、スペイン南東部のムルシア州で魚が大量死し、一部の専門家が「中國人のせい」との見方を示していると報(bào)じた。

記事は、同州で魚が大量死して歐州最大規(guī)模の塩水湖であるメノル湖の岸辺に死骸が大量に流れ著き、數(shù)日間の間に死骸の量は5トンを超えたと紹介。この狀況について、専門家からは藻の大量繁殖により水中の酸素が欠乏し、魚が窒息死したとの見解が示されたと伝えるとともに、現(xiàn)地メディアの調(diào)査により、同湖の周囲1．5キロメートル以內(nèi)での化學(xué)肥料使用を禁止していながら、農(nóng)業(yè)関係者や地方當(dāng)局の監(jiān)督管理が不十分だったことが浮き彫りになったとした。

その上で、英紙ガーディアンが13日にこの件を報(bào)じ、この10年間に同州で激増した數(shù)百カ所の養(yǎng)豚場から出される糞便が魚の大量死につながった可能性があるとの調(diào)査結(jié)果を紹介するとともに、先月に撮影されたというドローン畫像や衛(wèi)星畫像からは養(yǎng)豚場のふん便が肥だめからあふれ出して地上に流れているような様子が見て取れたと伝えたことを紹介している。

観察者網(wǎng)の記事は、「ガーディアンの報(bào)道ではスペインの豚肉輸出急増を中國と結(jié)びつけて紹介した」と指摘。同紙が「アフリカで豚コレラが流行したことでスペイン産のヒレ肉、ソーセージ、ラードの需要が高まっており、需要の半分近くは中國によるもの」と報(bào)じたほか、現(xiàn)地の専門家が「（今回の）魚の大量死は、中國にハムを供給したいのであれば土地が破壊され、國際的な豚肉市場の『ゴミ捨て場』にならなければならないことを警告している」と述べたことを挙げ、「神ロジックで中國に責(zé)任を擦り付けた」と非難した。（翻訳?編集/川尻）