2021年10月13日、中國(guó)のスポーツメディア?新浪體育に、「負(fù)け負(fù)け負(fù)け…サッカー中國(guó)代表はどうして帰化選手を重用しないのか」とする文章が掲載された。

文章は、12日に行われたサッカーワールドカップ（W杯）カタール大會(huì)アジア最終予選第4節(jié)の中國(guó)対サウジアラビアの試合で、中國(guó)が2點(diǎn)ビハインドを負(fù)った後半から投入された帰化選手のアロイージオ（洛國(guó)富）について、「出場(chǎng)直後に1點(diǎn)差に迫るゴールを決める一方、終了間際に判斷ミスを犯して同點(diǎn)のチャンスを逃した。試合は2?3で敗れ、アウェーでの貴重な勝ち點(diǎn)1を取り逃す結(jié)果となった」と説明。試合後のインタビューでアロイージオが謝罪すると、サポーターからは「アロイージオはよくやった。謝る必要はない」と擁護(hù)する聲と共に「ネイティブ選手」の不甲斐なさに批判を浴びせたと伝えた。

そして、「最終予選では帰化選手たちの実力が際立っている。30歳を超えて90分をフルで戦いきることは難しいが、能力や経験、特徴といった點(diǎn)では確かに中國(guó)代表の中で傑出している。ところが、李鉄（リー?ティエ）監(jiān)督は帰化選手を絶対的な主力とは見(jiàn)ておらず、最終予選で先発したのはエウケソンくらい。なぜなら、帰化選手たちは、李鉄監(jiān)督が欲しいと望んだ訳ではないからだ」と指摘した。

文章は、「中國(guó)代表の帰化選手戦略が本格化したのは、2017年のロシアW杯アジア最終予選敗退が決まった後でリッピ元監(jiān)督が提起してからだ。當(dāng)初より帰化選手戦略を巡ってはサポーターやメディアによる激論が繰り広げられたが、戦略は進(jìn)んでいった。しかし皮肉なことに、戦略を打ち出したリッピ監(jiān)督は程なく中國(guó)代表を去ってしまったのである」とその経緯を説明。

その上で、「帰化選手戦略は無(wú)計(jì)畫に行動(dòng)を起こしたことのツケとしか言えなくなっている。似たような狀況はこれまでにもあった。17年に始まった中國(guó)のU-23育成戦略は毎年のように方針転換が行われ、その結(jié)果20年の東京五輪予選では1ゴールも挙げられずに敗退という『完全なる失敗』に終わった」と論じた。

そして、「最終予選はこれまで4戦で勝ち點(diǎn)はわずかに3。本戦出場(chǎng)の可能性はまた小さくなった。しかし実際のところ、カタールに行けなくても決して驚きはしない。なぜなら、早々に分かっていた中國(guó)代表における世代間の斷絶という、いわば尻が擦り切れたズボンのような狀態(tài)を、帰化選手という『當(dāng)て布』で補(bǔ)おうとしていただけなのだから」とし、「李鉄監(jiān)督率いる現(xiàn)在の中國(guó)代表はすでに、本気でこの『當(dāng)て布』を縫い付けようという意思すら失っているのである」と指摘した。（翻訳?編集/川尻）