ゲームに夢中になる中國の高齢者、脳の老化予防に最適?―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2021年10月21日(木) 13時20分

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今の高齢者は、インターネットを使いこなせるようになっており、ニュースやショート動畫を見るだけでなく、オンラインゲームのユーザー増加を牽引するようにさえなっている。

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司さん(女性)は、「時代は本當に変わった。20年前は、私の母がインターネットカフェに私を探しに來ていた。でも今は、私が毎日、ゲームばかりしないで早く電気を消して寢るようにと母に言っている」と感嘆する。今の高齢者は、インターネットを使いこなせるようになっており、ニュースやショート動畫を見るだけでなく、オンラインゲームのユーザー増加を牽引するようにさえなっている。北京日報が伝えた。

その他の寫真

■ゲームに夢中な今の高齢者たち

「マウスさえ動かせるなら、僕もまだまだ若い」と話すハンドルネーム?疾風大爺(61)は、數(shù)珠ブレスレットやクルミのブレスレットを集めたりするのが好きなほか、オンラインゲーム「リーグ?オブ?レジェンド(中國名?英雄聯(lián)盟)」も大好きで、フォロワー118萬人以上を抱え、合わせて1400萬以上の「いいね!」を集めた人気ゲームライブ配信パーソナリティーとなっている。

動畫共有サイト?bilibili(ビリビリ)の有名なゲームうp主であるハンドルネーム「骨灰級遊戲玩家_楊老頭」は85歳の男性で、そのゲームに関する動畫の再生回數(shù)は延べ1800萬回を超えている。クリアしたゲームの記録をきちんと殘しているという元シニアエンジニアの彼は、その経験を文字や動畫にして若者たちにシェアしている。

一方、體力や視力、操作テクニックなどの面で限界を感じ、本格的なスマホゲームやコンシューマーゲームは苦手という高齢者は、「闘地主」や「開心消消楽」などの卓上ゲーム系やレジャー系ゲームを楽しんでいる。

取材では、多くの高齢者は私達が想像している以上に、ゲームに夢中になっていることが分かった。そのゲームに費やしてきた時間は、少ない人でも200~300時間、多い人なら1000時間以上という、驚きの結(jié)果だった。

■高齢者が電子ゲームするメリットは?

米イリノイ大學の心理學教授などが行った関連の研究では、高齢者が適度に電子ゲームで遊ぶと、脳の老化を予防するのに効果があることが分かっており、高齢者のボケ防止や脳の老化予防の新たな対策のヒントを與えている。

また、高齢のゲーマー王さんは、「ゲームをすると脳が活動するほか、毎日、ネットで若者と交流していると、僕もまだまだ若いと感じる。毎日とても楽しい」と話すように、高齢のゲーマーにとっては、脳の老化防止以上に、感情の拠り所を得られることのほうが重要なようだ。

しかし、自分の年齢を必死に隠す高齢者も、時代についていくのはなかなか大変だと感じることもしばしばあるようで、唐さん(女性)は、「ゲームのボタンや字がもっと大きくなれば、苦労しないのに」と語る。王さんも「高齢者のニーズに合わせた高齢者にやさしいゲームがもっと増えればいいのに。高齢者用のゲームを開発するのではなく、高齢者でも操作しやすくしてくれれば、僕たちも時代についていけると思う」と話す。

交通やSNS、ショッピングなどの分野のアプリと比べると、ゲームアプリは高齢者に対応するアップデートが進んでいない分野となっている。

■ゲーム時間は長すぎないように

専門家は、「高齢者が適度にゲームをすると、脳の回転や記憶力に良い影響があり、脳の老化予防につながる。しかし、度を超えて毎日遊ぶ時間が長すぎたり、ネット中毒になったりしてしまうと、本末転倒だ」と注意を促している。

通常、高齢者がゲームをする時間は1日當たり2時間以內(nèi)に抑えた方がよく、ゲームをする時の姿勢にも注意が必要だ。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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