2014年5月21日、中國共産黨機(jī)関紙?人民日報系の環(huán)球時報は、笹川陽平日本財団會長へのインタビューを掲載した。以下はその一部。

【その他の寫真】

――笹川さんと（日本船舶振興會會長などを務(wù)められた）父?良一氏は中國歴代の指導(dǎo)者と深い友情で結(jié)ばれてきました。トウ小平氏とのエピソードも話題になりました。現(xiàn)在の狀況を踏まえ、日本は中國とどのように付き合っていくベきだとお考えですか。

私は、胡錦濤政権の代まで、中國の指導(dǎo)者と交流を続けてきました。當(dāng)時の中央政治局常務(wù)委員のほとんどと面會したことがあります?，F(xiàn)在は、中國の民間人や若者との交流に仕事の重點(diǎn)を移し始めています。

南京大學(xué)での講演で、次のように言いました。數(shù)千年に及ぶ日中交流の歴史の中で、緊張関係にあったのは2、3度だと。元寇で中國は日本を攻撃しました。日本も中國の人たちに大きな傷を與えました。中國はその後、両國関係は「歴史を鑑（かがみ）とし、未來に向かうべきだ」と強(qiáng)調(diào)しています?！歌aとなる」歴史を心から望むのは、なにも近現(xiàn)代に限ったことではありません。

世界の歴史を見れば、隣國同士の関係は、併呑（へいどん）する側(cè)とされる側(cè)となることが多く、日本と中國のような友好的な隣國関係はとても珍しいものです。日本は中國から言葉や仏教文化を?qū)Wび、儒教の影響の下で近代國家を確立しました。中國も「近代國家」や「共産黨」など1400余りの和製漢語を日本から輸入し、改革開放の実踐においても日本の行政システムや企業(yè)モデルを?qū)Wびました。日本もまた、中國の経済成長のために、最新の技術(shù)と大規(guī)模な円借款を提供してきました。

このような間柄ですから、両國に緊張する時期があるとしても、気にしすぎるべきではありません。不満を言うだけでは問題を解決することも、未來へ向かうこともできません。夫婦の間でも相思相愛と摩擦の時期があります。日本と中國も夫婦のようなものではないでしょうか。

関係が悪化した時、最もしてはいけないのは、それに名を借りてナショナリズムや愛國運(yùn)動を高めることです。私は南京大學(xué)の學(xué)生たちに次のように言いました。「今後、日本と中國にはさまざまな摩擦が生じることがあるかもしれません。皆さんにはその時に私の言葉を思い出してほしいのです。日本と中國は夫婦の関係です。夫婦げんかは仲直りできます。過激に反応してはいけません」。（翻訳?編集/NY）