Record China 2021年10月30日(土) 11時20分
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中國のニュースサイト?観察者網(wǎng)に27日、韓國が犬食を禁止しようとしているのは「動物を愛しているからではない」とする論評記事が掲載された。
今年9月、韓國の文在寅(ムン?ジェイン)大統(tǒng)領(lǐng)が犬の食用禁止について言及したとのニュースが流れた。これについて、記事は「なぜ韓國では犬食が禁止されようとしているのか」として、これまでの歴史を振り返った。
まず、犬食の風(fēng)習(xí)は韓國だけでなく中國でも古くからあったものの、最も盛んだったのは朝鮮半島だったと説明。その理由として、「朝鮮半島は緯度が高く気候が寒冷で、體を溫めたり滋養(yǎng)があるとされる犬肉を主にスープとして飲んでいたこと」「山岳地帯が多く平原が少なかったために農(nóng)作物の栽培に適さず、ウシやヒツジといった食肉用の家畜も限られ、特に牛肉は高価だったこと」の2つを挙げた。
そして、韓國では1998年に犬肉を扱う飲食店が2萬軒を超えたこと、現(xiàn)在でも年間250萬匹の犬が食べられているとのデータがあることに言及。韓國は世界一の犬肉消費(fèi)國だとし、1960年代以降、國內(nèi)需要を満たすために海外から輸入もしていたと説明した。
その上で、ここまで盛んな犬食文化を禁止しようとしているのは、「動物を愛しているから」ではなく「主に西側(cè)からの圧力による」と分析。韓國ではこれまで犬食がたびたび議論の的になってきたとし、1988年のソウル五輪の際に多くの動物愛護(hù)団體が犬食の禁止を求めてボイコットを訴えたこと、1994年にはフランスの女優(yōu)ブリジット?バルドーが當(dāng)時の金泳三大統(tǒng)領(lǐng)に手紙を送り犬食の根絶を求めたこと、2002年のサッカー日韓ワールドカップ(W杯)の際にも再び犬食の禁止を求める聲が上がったことを挙げた。
また、2018年の平昌五輪の際にはフリースタイルスキーの米國選手ガス?ケンワージーが犬農(nóng)場を訪れて「私が今まで訪れた中で最も悲しい場所」と述べ、子犬1匹を里親として引き取り米國に連れて帰る「救出作戦」を敢行したこと、同年7月には故エルビス?プレスリーの元妻で女優(yōu)のプリシラ?プレスリーら米國のスターや動物愛護(hù)団體がロサンゼルスの韓國総領(lǐng)事館を訪れて犬食への抗議デモを行ったことにも言及した。
記事は、文大統(tǒng)領(lǐng)の犬食禁止の検討は「表向きには動物愛護(hù)だが、実際には西側(cè)諸國のご機(jī)嫌取りであることは誰の目にも明らかである」と論じた。
さらに、こうした意識は韓國內(nèi)でも広まっているとし、韓國內(nèi)の動物愛護(hù)団體の関係者が「すべての民主國家の中で、法律で犬肉を食べることが許されている國は韓國だけ」と語ったこと、特に「西洋の観念を受け入れている」若い世代は犬肉を食べたことがある人の割合が大きく減少していることに觸れ、「おいしくないから食べないというのではなく、ただ野蠻人扱いされたくないからという聲が多い」と伝えた。
一方で、「風(fēng)習(xí)、文化、理念が異なれば、犬食に対する見方が各國で異なるのも當(dāng)然なのである。韓國人の中にも、犬食に反対しているのは西洋の批判の影響を受けたからだと振り返る人もいる」とした上で、「社會で共通認(rèn)識が形成されない狀態(tài)で一刀両斷的に犬食を禁止していち早く『文明人』になりたいと思っても、きちんとできなければ単なる(西側(cè)の)猿まねに終わるだろう」と論じた。(翻訳?編集/北田)
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