このほど買春容疑で北京市公安局に拘束された世界的ピアニストのユンディ?リ（李雲(yún)迪）について、釈放後は中國を離れて海外を拠點にするのではないかと報じられている。

ユンディ?リは2000年、「ショパン國際ピアノ?コンクール」で史上最年少、中國人初の優(yōu)勝という快挙を達成。端正な顔立ちとルックスから“ピアノ王子”と呼ばれ、中國を代表するピアニストの1人として活躍してきたが、10月21日夜、北京市公安局が買春容疑による身柄の拘束を発表した。

恐らく21日以前に身柄を拘束されていたため、ここ數(shù)日以內(nèi)に釈放と見られるユンディ?リだが、出身校の四川音楽學(xué)院からは事態(tài)の発覚後すぐに除名され、中國當(dāng)局から「悪い行跡のあるタレント」と名指しで批判されているため、今後の中國での活動は困難と思われる。07年、香港の「優(yōu)秀人材入境計畫（QMAS）」によって香港の居住権を取得しているため、まずは香港を拠點にするのではないかと話題を集めている。

なお、中國出身で香港在住の著名ピアニスト、劉詩昆（りゅう?しこん）がこのほど、出席したイベントでユンディ?リについて語り、「まだ若いのでチャンスを與え、今後は正しい道を歩むよう導(dǎo)くべき」と公式にエールを送ったことも注目されている。

30日には中國のネット上で、ユンディ?リが米イェール大學(xué)音楽院の終身教授として招かれたとの話題が浮上?！袱猡繁井?dāng)ならやり直すチャンス」「海外へ行けばより選択肢が増える」「國を出るのは彼にとって最もいいことだ」と、ユンディ?リの今後についてネットユーザーの間からも聲が上がっている。（Mathilda）