新型コロナウイルスの変異株であるデルタ株は感染力が非常に強(qiáng)く、中國(guó)の多くの地域でも最近、散発的再流行が起きている。呼吸器疾患専門(mén)家である中國(guó)工程院の鍾南山（ジョン?ナンシャン）院士は、中國(guó)國(guó)際テレビ（CGTN）の取材に対して、「中國(guó)は強(qiáng)力で有効な監(jiān)督、管理、対策を?qū)g施しており、1カ月以內(nèi)に封じ込めることができるだろう」と自信を見(jiàn)せたほか、「現(xiàn)狀からすると、感染してから治療する方法に比べ、中國(guó)が採(cǎi)用している『ゼロコロナ政策』はコスト的に決して高いとは言えない。これは低コストの方法と言えるだろう」との見(jiàn)方を示した。

また、「新型コロナウイルスは伝播が非常に速く、実効再生産數(shù)も非常に高いため、感染を完全に封じ込めるゼロコロナを目指すというのはやむを得ないことだ。そして、現(xiàn)狀からして、ワクチンがあるにもかかわらず、世界的に見(jiàn)ると致死率は約2％。これほど高い致死率を許容することはできないため、今でもゼロコロナ政策を採(cǎi)用している。そのコストは確かに高いものの、何もせず放っておくコストの方が高い。そのため、まだ伝播が小規(guī)模に殘っているにもかかわらず、制限を全て解除し、ここ數(shù)カ月の間に再び感染が大規(guī)模拡大して、また制限を設(shè)けている國(guó)も一部ある。そのように、制限を解除したり、再び設(shè)けたりするというやり方の方がコストが高く、市民や社會(huì)に対する心理的影響も大きい」と指摘。

その上で、「中國(guó)は段階的に制限を緩和する方法を講じているものの、現(xiàn)在の政策を総じて言うと、ゼロコロナ政策。私はそれを持続的なゼロ感染、ゼロ伝播と呼んでおり、絶対的なゼロコロナではない。感染が発生すれば、すぐに小さな範(fàn)囲での拡大にとどめ、封じ込めるというやり方だ。この政策はかなり長(zhǎng)い期間続けられることになるだろう。その長(zhǎng)さは、世界の抑制狀況次第になる。なぜなら、中國(guó)がどれほどうまく封じ込めたとしても、開(kāi)放して、海外から進(jìn)入すれば、また必ず伝播が起きるからだ。そのため、現(xiàn)狀においては、ゼロコロナ戦略がコストの比較的安い方法だと思っている」との見(jiàn)方を示した。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN）