2021年11月3日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、「第2次岸田內(nèi)閣は日中國交正常化50周年をどう扱うのか」とする記事を掲載した。

記事は、先日の第49回衆(zhòng)議院選挙で自民黨、公明黨の與黨が大勝し、今月10日に招集予定の臨時(shí)國會(huì)で首相指名選挙が行われ、岸田首相が第101代首相に指名されて同日に第2次岸田內(nèi)閣を発足させる見込みだと紹介。第2次岸田內(nèi)閣は來年2022年に日中國交正常化50周年という日中関係の大きな節(jié)目を迎えることになると伝えた。

その上で、岸田首相が所屬し、トップを務(wù)めている自民黨の派閥、宏池會(huì)が歴史的に強(qiáng)い親中色を持ってきたことから、中國政府は岸田政権誕生に日中関係改善の期待を寄せており、第1次岸田內(nèi)閣発足當(dāng)日の10月4日に習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席、李克強(qiáng)（リー?カーチアン）首相がそれぞれ祝電を寄せる「異例のスピード対応」を見せたとした。

また、8日には岸田首相と習(xí)主席が電話會(huì)談を行い、習(xí)主席が國交正?；?0周年を契機(jī)に両國関係の新たな発展ビジョンを開くことを提起したのに対し、岸田首相も新時(shí)代の要求に合う建設(shè)的で安定した日中関係構(gòu)築に向けて中國側(cè)とともに努力する姿勢(shì)を示したと伝えている。

一方で、米中関係の対立が深まる中で臺(tái)灣問題が緊張度を増しており、岸田首相が11日にテレビ番組の中で「日増しに緊張する臺(tái)灣情勢(shì)に対応すべく、準(zhǔn)備や立法を進(jìn)めることが非常に必要だ」と語り、27日にASEAN（東南アジア諸國連合）および中韓首脳との會(huì)議に出席した際には「東シナ海で日本の主権を侵犯する活動(dòng)が依然として行われている」「香港や新疆ウイグル自治區(qū)の人権狀況、臺(tái)灣海峽の平和安定の重要性について提起する」と発言したと紹介。同日に中國外交部の報(bào)道官が「日本の首脳が多國間の議論の場(chǎng)で中國の內(nèi)政に無理やり干渉することは、日中関係の健全かつ安定的な発展、地域の安定にとって建設(shè)的でない」と批判し、日本政府に抗議の意思を示すに至ったとした。

記事は、菅義偉前政権で停滯、後退の局面にあった日中関係について、岸田政権も大きな試練に直面しているとし、「岸田政権が國交正?；?0周年の日中関係とどう向き合っていくのかが注目される」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）