尿素水の品薄現(xiàn)象、なぜ韓國だけで深刻化?=韓國ネット「日本の輸出規(guī)制のときはあんなに…」

Record China    2021年11月5日(金) 12時0分

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3日、韓國日報は「尿素水の品薄現(xiàn)象は世界の主要國のうち韓國だけで深刻化している」とし、その原因を分析した。資料寫真。

2021年11月3日、韓國日報は「尿素水の品薄現(xiàn)象は世界の主要國のうち韓國だけで深刻化している」とし、その原因について「他國よりディーゼル車の運行量が多い上、原材料の大半を中國に依存しているため、突然の狀況変化に対応できなかった」と分析した。

記事によると、ディーゼルモデルが車両全體の40%以上を占める歐州連合(EU)の國でも尿素水不足は深刻化していない。日本や米國などでは乗用車だけでなく貨物車でもディーゼルエンジンの割合が相対的に低いため大きな打撃は受けていない。一方、韓國は尿素水の製造に使われるアンモニアの大半(今年1~9月基準(zhǔn)で97%)を中國から輸入しており、中國の尿素水輸出禁止が「直撃弾」にならざるを得ない環(huán)境だという。

尿素水は、アンモニアと二酸化炭素で合成した尿素に純水を混ぜて作った水溶液で、排気ガス中の大気汚染の原因とされるディーゼルエンジンの窒素酸化物(NOx)を低減させる。2015年にEUの排出ガス規(guī)制「EURO6」が導(dǎo)入され、自動車メーカーでは尿素水を使用する選択觸媒還元脫硝裝置(SCR)のディーゼル車への裝著が必須となった。韓國では2019年からSCRの裝著が義務(wù)化されているため、最近発売のディーゼル車は全て尿素水が必要で、不足するとエンジンがかからなくなるなど走行に支障をきたす。また、別の溶液を入れた場合はエンジンやその他の部品が損傷する可能性があるという。

そのため尿素水の供給不足はディーゼル車所有者にとって「悪夢」となっている。特に韓國車メーカーは多くが韓國企業(yè)から尿素水の供給を受けており、備蓄量もほぼ底を盡きている。輸入車メーカーは歐州や米國など海外の本社から供給を受けているため、在庫にまだ余裕がある狀況だという。

これを見た韓國のネットユーザーからは「無能な文政権」「文大統(tǒng)領(lǐng)の親中の結(jié)果がこれ」「米中対立が始まったとき、多くの國が中國依存度を下げるため多角化を進めたが、韓國は中國依存政策ばかりしていたから。それだけ政治の判斷が需要だということ」など政府への批判的な聲が寄せられている。

また「脫日本だけでなく脫中國もするべきでは?」「尿素水國産化の話は誰もしないね?つまり反日不買運動は政治的な扇動だったということ」「日本の輸出規(guī)制のときはあんなに騒いだのに、今回は何も言わないんだな」など政府の日中への対応の違いを指摘する聲も多い。

その他「韓國だけではなく、歐州もすぐに深刻化する」「これは尿素水だけの問題じゃない。食料にまで広がれば生存に関わる問題になる」などの聲も見られた。(翻訳?編集/堂本

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