華為技術(shù)（ファーウェイ）は3日午後、スマート道路、稅関及び港灣、スマート太陽(yáng)光発電、データベースの4事業(yè)にそれぞれ取り組む専門(mén)部門(mén)を社內(nèi)に設(shè)立したことを明らかにした。同社はすでに著手した炭鉱分野と合わせて、今年（2021年）になり新たに5分野の事業(yè)に本腰を入れて取り組むことになった。

【その他の寫(xiě)真】

今年になり社內(nèi)で新たに設(shè)立された、それぞれの事業(yè)に特化して取り組む5部門(mén)は、いずれも「軍団」と名づけられた。ただし同名稱(chēng)は「軍事」との関連を示すものではなく、米企業(yè)のグーグルが確立した組織形態(tài)や名稱(chēng)を參考にしたものという。

ファーウェイは2019年2月13日に、任正非最高経営責(zé)任者（CEO）の名義で、博士號(hào)を持つなど高い能力を持つ人材の確保と活用の問(wèn)題を論じる文章を発表している。任CEOは自社が抱える問(wèn)題を取り上げ、米企業(yè)のグーグルの方法に學(xué)ぶべきと主張した。任CEOは同文を執(zhí)筆するにあたって、2018年には発表されていたグーグルの「高級(jí)人材の活用法」を紹介した文を熟読したと思われる。いずれにせよ、ファーウェイあるいは任CEOが、人材の活用についてかなり長(zhǎng)期にわたって構(gòu)想を練ってきたことは間違いない。

ファーウェイがグーグルに學(xué)んだ方式は、具體的な事業(yè)について特化した小編成のチームを結(jié)成することだ。任CEOはさらに具體的な説明として「アルゴリズムのチームが直接、プロジェクトの中に乗り込んでいく。現(xiàn)場(chǎng)にアルゴリズム（の能力）がありデータがあれば、（困難を）容易に突破できる」などと論じた。

ファーウェイが3日午後に発表した新組織の結(jié)成式典に出席した人數(shù)は既存の炭鉱分野を含めて300人強(qiáng)と、企業(yè)規(guī)模を考えれば極めて少なかった。

ファーウェイの関係者によると、個(gè)別の事業(yè)に特化して取り組む技術(shù)者の人數(shù)はさほど多くなくても、その背後には中國(guó)內(nèi)外の全世界に存在する技術(shù)陣があるという。ちなみにファーウェイの従業(yè)員數(shù)は19萬(wàn)人を突破したが、その半數(shù)以上が技術(shù)関連の従業(yè)員だ。

任CEOはこの事業(yè)別の少數(shù)精鋭集団に、極めて大きな期待を寄せているようだ。結(jié)成式に當(dāng)たって、新たな組織について「今後30年間の平和な環(huán)境をつくり出すため」と表現(xiàn)。さらに「いかなる者も、われわれを再び圧迫しようと思わないよう」にするとも述べている。米國(guó)から猛烈な圧力をかけられたことを念頭に、國(guó)際環(huán)境などが変化してもさしたる影響を受けず、しかもかなり長(zhǎng)期にわたってファーウェイを安定させる體制づくりを目指していることは明らかだ。

ファーウェイは、消費(fèi)者向けの攜帯電話などで大きく成長(zhǎng)した企業(yè)ではある。しかしこのところは、すでに確立し、さらに現(xiàn)在も向上させつつあるデジタル技術(shù)を最大限に活用しての、いわゆる B to B（企業(yè)間取引）分野への注力が目立つ。今年になって設(shè)立した5軍団もすべて、B to B事業(yè)を手掛けると言ってよい。

ファーウェイは炭鉱事業(yè)についてはすでに、「危険な現(xiàn)場(chǎng)での作業(yè)を少人數(shù)化、さらには無(wú)人化していく」と方向性を明確にしている。それ以外の事業(yè)でも、少人數(shù)化や自動(dòng)化を大きく推進(jìn)していくことは間違いない。

任CEOはファーウェイが手掛けた事業(yè)について、かつては多くの個(gè)人ユーザーを「つなげる」ことが主要な方向性だったが、5G時(shí)代が到來(lái)したことによって、「つなげるべき主な対象」が空港、港灣、炭鉱、製鉄業(yè)、自動(dòng)車(chē)製造業(yè)、航空機(jī)製造業(yè)などの企業(yè)となったと説明。自社としてはまだ不慣れな分野でもあるので、個(gè)別の業(yè)界の企業(yè)と共同実験室を設(shè)立して、業(yè)界側(cè)のニーズを理解していくと述べた。同社は炭鉱事業(yè)についてはすでに10月、石炭産業(yè)が盛んな山西省に地元企業(yè)などと共同で実験室を設(shè)立している。AI技術(shù)を活用した「スマート炭鉱」の実現(xiàn)を目指すという。

ファーウェイの2021年第1-3四半期（1-9月期）の売上高は4558億元（約8兆1000億円）で、純利益率は10．2%だった。前年同期の売上高は前年同期比9．9%増の6713億元（約11兆9000億円）で、純利益率は8．0%だった。比較すると、今年のファーウェイの純利益率は向上したが、売上高は前年同期比32%減だった。

ファーウェイの郭平輪番會(huì)長(zhǎng)は同決算について、「全體的な経営結(jié)果は予想通りだった。個(gè)人向け事業(yè)は大きな影響を受けたが、企業(yè)向け事業(yè)は安定している。弊社は引き続き技術(shù)革新、研究開(kāi)発への投資、人材誘致を強(qiáng)化し、経営効率を向上させていく。顧客と社會(huì)に価値を持続的に創(chuàng)造できる自信を持っている」と述べたという。（翻訳?編集/如月隼人）