2021年11月7日、観察者網(wǎng)は「3枚の寫真から見て取れる日本の現(xiàn)狀に思うこと」とする文章を掲載した。

文章はまず、日本の現(xiàn)狀が見て取れるとして3枚の畫像を紹介。1枚目は日本にある米軍基地の分布図で、「日本の米軍基地というと沖縄を想起するが、実際はわれわれの想像を遙かに超えるほど日本全國に米軍基地が存在する。分布を見ると日本の要所が抑えられており、日本の本土に対する軍事的制御権を掌握していることがうかがえる」とした。

2枚目は、2017年11月5日に米トランプ前大統(tǒng)領(lǐng)が日本を訪問した際、橫田基地に降り立って歓迎を受けた様子を撮影した寫真だ。記事は、橫田基地に到著したトランプ氏がまず米軍に対して講話を行ってから安倍晉三元首相と顔を合わせたとし、「この順序から、米國の日本に対する意識的あるいは無意識の蔑視を見て取れる」と評した。

3枚目は、米第7艦隊司令部がある橫須賀の位置を示した地図で、橫須賀が日本屈指の軍港であり、かつ東京から直線距離で數(shù)十キロしか離れていないと説明。中國で言えば、北京からほど近い天津の港に第7艦隊が駐留しているようなものだとしている。

その上で「この3枚の畫像を見ると、わが國は獨立自主を勝ち取った國でよかったと思う」とし、中國が14年間続いた日本との戦いを1945年に終結(jié)させた後も米軍とソ連軍の上陸に遭い、解放戦爭と朝鮮戦爭によってようやく獨立自主を?qū)g現(xiàn)するに至った苦難の道を紹介した。

一方で、アヘン戦爭に敗れて英國に割譲され1997年にようやく中國に復(fù)帰した香港では今なお暴動が起こり、日清戦爭で負(fù)けて日本の統(tǒng)治を受けることになった臺灣についてもいまだに統(tǒng)一が実現(xiàn)できていないと主張。日本が終戦75年を経てもなお米國の制御下から抜け出せていないともした上で「一度負(fù)けると長年その影響を拭い去ることができないというのが戦爭の重要性だ」と伝えた。そして、現(xiàn)在の臺灣問題について後々の影響を考えれば米中ともに負(fù)けることは許されず、中國としては今後10年で米國との技術(shù)的、軍事的な差を縮め、米國に手を出させないことが肝要であり、それが実現(xiàn)すれば中國による臺灣統(tǒng)一にもつながり、仮に米軍が介入しても勝てる能力を備えることができると論じた。（翻訳?編集/川尻）