新型コロナウイルス感染癥がぶり返す中、世界は「チップ不足」に直面し、半導(dǎo)體産業(yè)の発展に注目が集まっている。上海市で開催中の第4回中國國際輸入博覧會で業(yè)界関係者が指摘したところによると、世界の生産基地と巨大な市場という2つの屬性により、中國はグローバル半導(dǎo)體産業(yè)の「2つのチェーン（産業(yè)チェーンとサプライチェーン）」の安定にとって非常に重要な存在であり、とりわけ粵港澳大灣區(qū)（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市クラスター）の役割が期待されるという。中國新聞社が伝えた。

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中國商務(wù)部対外貿(mào)易司の張冠彬（ジャン?グワンビン）副司長は輸入博の會期中に開催された粵港澳大灣區(qū)半導(dǎo)體産業(yè)國際協(xié)力フォーラムで、「新型コロナが発生して以來、家での生活、仕事、學(xué)校において萬物のインターネット（IoE）に対する各産業(yè)のニーズがさらに強まり、半導(dǎo)體産業(yè)の重要性がより際立つようになった。同時に、産業(yè)チェーン?サプライチェーンの安定とスムーズな流れを確保し、供給と需要の正確なマッチングを推進(jìn)し、市場の予測の管理をしっかり行うことなどに対する要求がより高まった」と述べた。

中國機(jī)械電器製品輸出入商會の張［金玉］晶（ジャン?ユージン）會長は、「新型コロナが発生してから、情報通信技術(shù)（ICT）のニーズが高まり、川上の半導(dǎo)體産業(yè)の供給は持続的な不足に陥った。この産業(yè)は歐米とアジア諸國とで高度な分業(yè)が行われているため、局地的な新型コロナ流行によりもたらされたチップ問題が自動車や電子など川下の産業(yè)の生産や製品出荷に大きな影響を與えている」と述べた。

中國は製造業(yè)大國であるとともに貿(mào)易大國でもあり、さらに半導(dǎo)體産業(yè)の重要な生産基地、消費市場でもある。グローバル半導(dǎo)體産業(yè)チェーン?サプライチェーンの安定を維持する上で、中國の役割に注目が集まっている。

張冠彬氏の説明によると、中國は2020年に集積回路（IC）産業(yè)の規(guī)模が8848億元に達(dá)し、第13次五カ年計畫（2016-2020年）期間の年増加率は20％に迫り、世界の同期の増加率の4倍になった。昨年のIC輸入額は3500億ドル、輸出額は1100億ドル余りで、品目別で全國1位の貿(mào)易製品になった。そのうち、輸入は世界のIC貿(mào)易額の約3分の1を占め、世界の多くの半導(dǎo)體メーカーに広い市場を提供したという。

張冠彬氏は、「半導(dǎo)體は高度にグローバル化した産業(yè)であり、國際協(xié)力を強化し、グローバルな製品の流通を促進(jìn)することが、産業(yè)の健全で急速な発展にとって極めて重要だ。中國は半導(dǎo)體産業(yè)の関連分野での協(xié)力に対してこれまでずっと開放的で、支援し、奨勵する態(tài)度を取っており、これは中國の利益に合致するだけでなく、世界各國の共通利益にも合致する。5Gやクラウドコンピューティング、モノのインターネット（IoT）、人工知能（AI）、スマートコネクテッドカーなど新興の応用に支えられ、今後も中國半導(dǎo)體市場の成長の余地は大きいと言える」と述べた。

新型コロナがもたらした「2つのチェーンの停滯」だけでなく、半導(dǎo)體産業(yè)自體も技術(shù)をめぐる試練に直面している。半導(dǎo)體の発展の歴史の中で、ICに組み込まれるシリコンチップのトランジスタの數(shù)は18カ月で2倍に増えるという「ムーアの法則」はよく知られている。

しかし、世界的なチップ大手のアドバンスト?マイクロ?デバイセズ（AMD）のシニア副社長兼大中華圏社長の潘暁明（パン?シャオミン）氏は、「今ではムーアの法則は増加ペースが鈍化し、シリコンチップのトランジスタは平均すると3年で倍になる狀況だ。エネルギー効率も3．6年でやっと2倍だ。今や新たなプロセスノードに入るたびにより長い時間をかけて技術(shù)の成熟と安定を保障しなければならず、全體としてコストも著しく増加した」と指摘する。

通信産業(yè)は半導(dǎo)體産業(yè)が発展する時の主要な駆動力だ。中興通訊（ZTE）技術(shù)計畫部の黃兵（ヘン?ビン）技術(shù)総監(jiān)は、「予想を上回る発展を遂げる5Gが膨大な量のデータを生み出し、特にAIを始めとする応用の演算力へのニーズが増大し続けており、これに5Gは消費電力が大きいというボトルネックが加わって、先進(jìn)技術(shù)に対応するチップが以前にも増して不可欠となった。同時に、個人情報とデータのセキュリティーを保障する上で、チップの安全性への要求もさらに増えることになった」と述べた。

粵港澳大灣區(qū)は中國のチップ産業(yè)で最大の消費?応用市場であり、中國IC産業(yè)の地理的な位置において北京?天津河北、長江デルタに続く「第3極」と見なされている。この地區(qū)は産業(yè)の技術(shù)イノベーションの推進(jìn)において厚い期待を寄せられている。

広東省商務(wù)庁の馬樺（マー?ホア）副庁長は、「粵港澳大灣區(qū)は経済の基盤が厚く、産業(yè)システムが整い、イノベーションをめぐる経済が活発で、市場の規(guī)模?ポテンシャルが極めて大きい。ここには國家級のハイテク企業(yè)が4萬社以上集まり、研究開発投資と有効な発明特許件數(shù)はともに中國全土で首位となっており、特許協(xié)力條約（PCT：Patent Cooperation Treaty）に基づく國際出願件數(shù)も中國の約半數(shù)を占めている?？茖W(xué)技術(shù)イノベーションの集積地であり、また投資や起業(yè)にとって『肥沃な土壌』であり、巨大なチャンスが內(nèi)包されている」と述べた。

米クアルコムの侯明娟（ホウ?ミンジュエン）グローバル副社長は、「豊富な経済の実力を備え、産業(yè)システムと中國トップレベルのインフラネットワークが整備された粵港澳大灣區(qū)は、5G産業(yè)の発展において非常に顕著な優(yōu)位性を持っている。5GとAIの結(jié)びつきにより多くの産業(yè)のデジタル化モデル転換が加速しつつあり、スマートでインタラクティブな新しい未來にエネルギーを與えると同時に、半導(dǎo)體産業(yè)のイノベーションを力強く推進(jìn)することになるだろう」との見方を示した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）