中國(guó)メディアの検察日?qǐng)?bào)によると、本物そっくりの現(xiàn)金自動(dòng)預(yù)け払い機(jī)（ATM）コーナーに偽のATMを仕掛け、知らずに利用した人の口座情報(bào)や暗証番號(hào)を入手して口座から預(yù)金を引き出したとして、クレジットカード詐欺罪に問われた陳鵬（チェン?ポン）被告と王亮（ワン?リアン）被告の差し戻し審で、貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州雷山県の裁判所は9日、陳被告に懲役5年10月と罰金10萬元（約178萬円）、王被告に懲役3年と罰金5萬元の判決を言い渡した。

両被告は2019年に共謀して、県內(nèi)の観光地の表通りに面した建物の一部を借り、銀行のATMコーナーそっくりに改修した上で偽のATMを設(shè)置。隠しカメラで利用した人の口座情報(bào)や暗証番號(hào)を入手し、情報(bào)を磁気ストライプメディアに書き込んだ後、インドネシアやカンボジアなどに持ち込んで、「降級(jí)交易」と呼ばれる方法で口座內(nèi)の預(yù)金を引き出した。ATMを利用した人にはエラーメッセージが表示されるようになっていた。被害に遭った人は十?dāng)?shù)人で、被害総額は28萬元（約499萬円）余りに上った。

雷山県の裁判所は昨年12月、クレジットカード詐欺罪で、陳被告に懲役6年と罰金10萬元、王被告に懲役2年10月と罰金5萬元の判決を言い渡したが、陳被告は一審判決を不服として上訴していた。

黔東南ミャオ族トン族自治州の裁判所は今年4月、事実の一部が不明確で、証拠が不十分だとして差し戻していた。

差し戻し審で、陳被告は、検察側(cè)が追加で証拠を提出したことなどを受け、犯罪行為を認(rèn)めて「認(rèn)罪認(rèn)罰」を望み、王被告も供述しなかった犯罪行為に異議を唱えなかった。（翻訳?編集/柳川）