2021年11月10日、観察者網は、遼寧省瀋陽市を走るライトレール車両內で、運転手の掛け聲に合わせて乗客が一斉にジャンプする奇妙な光景が繰り広げられたと報じた。

記事によると、同市のライトレール車両內で9日、多くの乗客が車內放送の掛け聲に合わせて同時にジャンプする一幕があり、その様子を撮影した動畫がネット上で注目を集めた。動畫には車內放送による「1、2、3」という掛け聲のもと、乗客がタイミングを合わせてジャンプする様子が映っており、乗客らは慌てた様子もなく何かジャンプを楽しんでいるようにも見えた。

この車両に乗っていた女性の李（リー）さんによると、現地では當時かなりの積雪があり、レールにも雪が積もっていた上に乗客が車両の前方に偏っていたため電車が発進できなくなっていたとのこと。そこで運転手が乗客に呼びかけて掛け聲に合わせて一斉にジャンプするよう求め、実際に何度かジャンプしてみると電車がようやく動き出したという。

李さんは「こんな狀況に遭遇するのは初めて。みんなとても協(xié)力的で、この街はいい街だなと感じた」と語っている。

この出來事について、中國のネットユーザーは「東北部の冬の過ごし方については、本當にたくさんの『生活の知恵』があるよな」「みんなで力を合わせれば奇跡が起きる」「昔、エンストしたバスをみんなで押した時のような味わいがあるなあ」「80年代、調子の悪かったテレビをたたいて直したことを思い出す」「機械が壊れた時の最終手段は、足だよね」といったコメントを殘した。（翻訳?編集/川尻）