香港メディアの亜洲週刊はこのほど、8日に閉幕した第34回東京國(guó)際映畫(huà)祭を紹介する毛峰東京支局長(zhǎng)の署名入り記事を掲載した。記事はコロナ禍を受けての1年以上に及んだ外出自粛などから解放された人々にとって、映畫(huà)は「精神のごちそう」になったなどと論じた。

【その他の寫(xiě)真】

記事は、コロナウイルス感染癥の影響で、昨年は取り消された各種賞の選考が、今回は復(fù)活したと紹介。同映畫(huà)祭最高賞の東京グランプリの受賞作品であるコソボ人女性のカルトリナ?クラスニチ監(jiān)督による「ヴェラは海の夢(mèng)を見(jiàn)る」について、夫が自殺してしまった中年女性が、困難や危険に立ち向かう様子と、彼女の夢(mèng)に出て來(lái)る神秘的な海岸の光景が、不思議な蕓術(shù)効果を生み出したと論評(píng)した。

記事はさらに、「四つの壁」というトルコの作品に出演したアミル?アガエイさん、ファティヒ?アルさん、バルシュ?ユルドゥズさん、オヌル?ブルドゥさんの4人が最優(yōu)秀男優(yōu)賞を受賞したことについて、「東京國(guó)際映畫(huà)祭の歴史に前例のない記録」と紹介した。

記事はまた、映畫(huà)祭が行われた日本の狀況について、「新型コロナウイルス感染癥の流行が緩やかになり、緊急事態(tài)下にあって外出を自粛していた人々にとって、映畫(huà)鑑賞は1年間あまりの孤獨(dú)と閉鎖的な生活を解きほぐしてくれる「精神のごちそう」になったと論評(píng)し、10日間に及んだ東京國(guó)際映畫(huà)祭で映畫(huà)を鑑賞した人は2萬(wàn)9000人以上に達(dá)し、特に松居大悟監(jiān)督による「ちょっと思い出しただけ」はコロナ禍の狀況下にあっての「新たな戀の物語(yǔ)」として観客の強(qiáng)い共感を得たことで、同映畫(huà)祭の観客賞を受賞したと紹介した。

東京國(guó)際映畫(huà)祭に関連しては、同映畫(huà)祭の提攜企畫(huà)として「東京?中國(guó)映畫(huà)週間」なども実施されている。俳優(yōu)で日中文化交流協(xié)會(huì)の副會(huì)長(zhǎng)も務(wù)める栗原小巻さんは、「映畫(huà)の感動(dòng)はいつも時(shí)間と空間を超越しています」との考えを示し、さらに今年は新型コロナウイルス感染癥の流行で異なる國(guó)の人との交流が困難という異常な狀態(tài)であることに改めて觸れて、「映畫(huà)に國(guó)境はありません。特殊な時(shí)期だからこそ交流のための大切な役割を果たせるのです」と述べたという。

また、日中友好映畫(huà)祭実行委員會(huì)の耿忠理事長(zhǎng)は、同映畫(huà)祭でさまざまな困難を克服して中國(guó)9作品を上映したことについて、「山川異域、風(fēng)月同天（遠(yuǎn)く離れていて目にする山や川は違っていても、風(fēng)や月が同じ空にあるように気持ちは一つだ）」の言葉をもじって「山川異域」であっても映畫(huà)を通じて気持ちを一つにできると説明したという。（翻訳?編集/如月隼人）