「若者の抜け毛」が10日、再び微博（ウェイボー）で話題のテーマになり、閲覧數(shù)は延べ1億3000萬(wàn)回に達(dá)し、スレッド數(shù)も1萬(wàn)に迫った。あちこちで見(jiàn)かける植毛の広告も、SNSのトップページによく登場(chǎng)する抜け毛へのツッコミも、どれもみなこの筆「頭」の大問(wèn)題への広い注目を示している。中國(guó)國(guó)家衛(wèi)生健康委員會(huì)の発表したデータによると、中國(guó)では2億5000萬(wàn)人以上が抜け毛で悩んでおり、26～30歳は抜け毛が起きやすい年齢だという。抜け毛の人が増え、消費(fèi)者のカツラに対する認(rèn)識(shí)や考え方が変化するのに伴い、カツラ市場(chǎng)の規(guī)模も拡大し続けている。揚(yáng)子晩報(bào)が伝えた。

■エクステ売り上げ10萬(wàn)點(diǎn)超、ファッション好きの「新人気グッズ」に

誰(shuí)しもおしゃれを好むものだ。生え際の後退に悩むかどうかに関係なく、若者なら誰(shuí)でも頭のてっぺんから足のつま先までおしゃれでありたいと願(yuàn)うものだろう。今では、抜け毛に悩む人々がカツラをかぶって抜け毛を隠すだけでなく、ファッション好きの人々もカツラで髪型をチェンジし、トレンドを追いかけたいと考えるようになった。カラーカツラやヘアーエクステンションなどのヘアグッズは色もスタイルも豊富にあり、ヘアカラーやパーマのような面倒さはなしで、一種のファッショングッズとして、徐々にファッション好きの間で人気を集めている。

消費(fèi)者の丁さん（24）は今年、美容院に行かずにハイライト効果を楽しみたいと思い、ショッピングサイトでカラーのエクステを購(gòu)入した。彼女が見(jiàn)せてくれた買(mǎi)い物取引の記録を見(jiàn)てみると、購(gòu)入したエクステはこれまでのようなカツラと言えばイメージされた全カツラではなく、毛束1本分。色もブルーアッシュグレー、ホワイトアッシュブラウン、ピンクグレープフルーツカラー、リネンゴールドとさまざまで、ファッショナブルなハイライトやイヤリングカラーの効果を楽しめるものだった。丁さんは3色のエクステを購(gòu)入し、実際に支払った金額はわずか9．57元（約172円）だった。こうしたエクステ商品はすでに10萬(wàn)點(diǎn)以上が販売されたという。

別のショッピングプラットフォームで「カツラ」を検索すると、「お団子」や「全カツラ」、「エクステ」、「前髪ウィッグ」「ポニーテールウィッグ」などいろいろな種類(lèi)があった。価格はまちまちで幅が大きく、數(shù)元（數(shù)十円）から100元（約1800円）ほどのエクステもあれば、200～400元（約3600～7200円）の低価格帯のカツラもあり、1000～2500元（約1萬(wàn)8000～4萬(wàn)5000円）の中価格帯、さらには5000～1萬(wàn)元（約9萬(wàn)～18萬(wàn)円）の高価格帯のものもある。

10日午後、南京市建鄴區(qū)の大型商業(yè)施設(shè)にある有名なカツラブランドチェーン店を取材した。店員の話によると、同店のカツラはすべて人毛で作っており、価格は3000元（約5萬(wàn)4000円）前後になる。來(lái)店する客は各年代にまたがり、大體1日に2點(diǎn)から3點(diǎn)が売れるという。1點(diǎn)3000元、1日2點(diǎn)が売れるとすると、この店の1カ月の売り上げは少なくとも18萬(wàn)元（約324萬(wàn)円）になる計(jì)算だ。

■「硬直的需要」＋「アクセサリー」、カツラ市場(chǎng)は6年連続で安定増加

カツラ市場(chǎng)の消費(fèi)ニーズを見(jiàn)ると、抜け毛を隠すにしろ、トレンドを追いかけるにしろ、そして「硬直的需要」としてであれ、「アクセサリー」としてであれ、カツラには人を美しく変身させるという屬性が備わっている。ユーザーのニーズの進(jìn)化に伴って、昔からある古くさいカツラ市場(chǎng)が今や新たな注目分野へと飛躍しつつある。

一方では、中國(guó)のカツラ市場(chǎng)はニーズが増加を続け、市場(chǎng)の増加ペースはとりわけ速い。データによると、抜け毛で悩む中國(guó)人はすでに2億5000萬(wàn)人以上おり、6人に1人が抜け毛で悩んでいることになる。カツラ市場(chǎng)は6年連続で20％を超える成長(zhǎng)ペースを維持し、2023年の中國(guó)市場(chǎng)規(guī)模は144億3000萬(wàn)元（約2597億4000萬(wàn)円）に達(dá)すると予想される。

情報(bào)サイトの天眼査で「カツラ、ヘア製品」をキーワードにして検索すると、現(xiàn)在企業(yè)活動(dòng)をしている企業(yè)、存続狀態(tài)にある企業(yè)、市場(chǎng)に進(jìn)出または撤退した企業(yè)が計(jì)3萬(wàn)788社ヒットした。データによると、2014～19年、カツラ?ヘア製品関連企業(yè)の會(huì)社登記數(shù)は毎年30％以上の増加率を維持した。16年にカツラ産業(yè)は最初の「爆発的発展期」を迎えており、この年の會(huì)社登記數(shù)は3370社、増加率は51．36％に達(dá)した。

その一方では、資本がカツラ市場(chǎng)に流れ込み、新進(jìn)気鋭の新ブランドが頭角を現(xiàn)した。若い消費(fèi)者の考え方の変化に伴って、カツラはアクセサリーであるとの観念が人々の間に浸透し、カツラ市場(chǎng)に再び資本が集まるようになっている。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KS）