中國である女性のSNS投稿に警察が動く事態(tài)となっている。中國メディアの極目新聞が17日付で伝えた。

記事によると、小學(xué)校教師を自稱する女性が同日午前、微博（ウェイボー）に「大連の新型コロナウイルス感染が止まることなく増えてほしい。多ければ多いほど良い。少なくとも來年3月まで続いてくれれば最高だ」などと投稿した。

女性はその理由について「三観（人生観、世界観、価値観）や道徳がどうだとか言わないでほしい。普段どれだけ三観が正しくない頭のおかしい保護(hù)者たちに教師が神経をすり減らせているか見たことがある？ないでしょう！なら黙ってなさい」とつづった。

また、「毎日SNSのグループで保護(hù)者が子どもの世話にヒーヒー言っているのを見るとうれしくて仕方がない」「あんたたちが朝から晩までギャーギャー騒ぐから、私は少しも休む暇がないんだ」などとし、「大連のコロナ感染が早く拡大して、小學(xué)校の30數(shù)人の子どもたちがみんな感染することを夢に見るほど祈ってる」などと投稿した。

教師の激務(wù)ぶりは日本でもたびたび取り上げられる。日本のツイッターでは先日、學(xué)校教師の部活動などでの時間外労働の厳しさを訴えた「時給150円」ツイートが話題を呼んだ。ただ、女性の発言は子どもの感染を祈るものであることから、中國のネット上では批判の聲が殺到し、炎上狀態(tài)になっている。

「なんてひどい心の持ち主なのか」「同業(yè)者として恥ずかしく思う」「通報だ」「道徳心のない人間は教師には向かない」「教師資格をはく奪せよ」など厳しい聲のほか、一定の理解は示しつつ「心で思っていても口にしちゃダメだな」「言葉の重みや、時と場所を選べないのではいずれにしても教師失格」などの聲も出ている。

記事によると、SNSの公開情報から女性は1995年生まれとみられる。大連市公安局はこの問題について「注目している」とし、関係部門が調(diào)査を行っていることを明かした。（翻訳?編集/北田）