サッカー中國代表の李鉄（リー?ティエ）監(jiān)督をめぐる批判が波紋を広げている。

李監(jiān)督は、16日に行われたワールドカップ（W杯）アジア最終予選第6節(jié)のオーストラリア戦に1-1で引き分けた後の會見で「中國代表選手のことを誰よりもよく知っているのは私だ」と発言した。これまで、帰化選手を重用しないことなどをめぐって批判の聲が上がっており、これに反論した形だ。

しかし、サッカージャーナリストの陳永（チェン?ヨン）氏は「彼の発言は言ってはならない事実?？冥摔工毪韦狭激胜ぁ工扰??！副摔献苑证环俩`ムのことを理解していると言った。言い換えれば、彼は自分の采配は間違っていないと主張したのだ。だが、実際は彼は間違った。選手の起用法が（批判の）前後で大きく変わった。いずれも受動的に対応したものだ。（帰化選手の）アロイージオの出場時(shí)間が4試合で73分だったのが、ここ2試合では倍増した。これは體力がないという（これまでの）理由では説明できない」と指摘した。

このほか、李監(jiān)督はこの試合で初めて4人の帰化選手を先発起用したが、これについても「帰化選手のプレー時(shí)間を増やすべき」との批判の聲を受けてのものだという見方が広がっている。

一方で、李監(jiān)督への批判には否定的な見方もある。サッカー解説者の董路（ドン?ルー）氏は「ベトナムに勝利したことを含め、オマーンとオーストラリアに引き分けたのは中國代表の実力に見合った結(jié)果。完ぺきではないが酷いというものでもない」と主張。新型コロナウイルスの影響でホーム戦を中東で行わなければならない點(diǎn)も挙げ、「カマチョやリッピなど、過去の代表監(jiān)督たちはこうした不利な狀況を経験していない」とした。

同氏は、オーストラリア戦で帰化選手?jǐn)?shù)人のパフォーマンスが低調(diào)だったことから、帰化選手4人の先発起用を批判する聲があることについても、「帰化選手を起用しても、しなくてもバッシングされる」と述べ、李監(jiān)督を擁護(hù)した。

中國メディアの工人日報(bào)は「バッシングだけでは中國はアジアから世界に出ていけない」と題する記事を掲載。董氏同様、格上のオーストラリア戦に引き分けたことを評価し、李監(jiān)督の試合後の発言に対して記者らから批判の聲が殺到したことに苦言を呈した。

また、中國代表監(jiān)督の就任に意欲を示していたとされるストイコビッチ氏が監(jiān)督を務(wù)めたセルビアがW杯本大會出場を決めたことに言及。中國サッカー協(xié)會がストイコビッチ氏ではなく李鉄を監(jiān)督に選んだことを覚えておかなければならないとした上で、「これが中國サッカーの基本的な生態(tài)である。さまざまな非難、責(zé)任のなすり合い、足の引っ張り合い、誰もが誰の言うことも聞かない」と批判した。

そして、「多くの関係者は外野にいながら中國代表について語る。それはサッカーへの真の愛ではない。數(shù)々の経験が実証するように、バッシングだけでは中國サッカーはアジアを突破できない。サッカーを語ることとサッカーを愛することは別物。殘念だが、私たちはサッカーを語ることだけに熱中しすぎている」と論じた。（翻訳?編集/北田）