2021年11月18日、米華字メディア?多維新聞は、トランプ前大統(tǒng)領(lǐng)の別荘に侵入して逮捕された中國(guó)人女性について、中國(guó)政府系メディア?環(huán)球時(shí)報(bào)が「彼女は詐欺被害者だ」と擁護(hù)したことを報(bào)じた。

記事は、2019年に當(dāng)時(shí)大統(tǒng)領(lǐng)だったドナルド?トランプ氏の別荘マー?ア?ラゴに侵入して有罪となり、國(guó)外退去処分を受けた中國(guó)人女性の張玉婧（ジャン?ユージン）が14日、中國(guó)に帰國(guó)したと伝えた。

その上で、環(huán)球時(shí)報(bào)が18日に張について「トランプ氏と家族と知り合いになることでキャリアアップするつもりだったが、思いがけず詐欺被害に遭って財(cái)産を失うとともに、投獄される羽目になってしまった」と弁護(hù)する記事を掲載したことを紹介した。

そして、環(huán)球時(shí)報(bào)が報(bào)じた?jī)?nèi)容として、張が普通の家庭に育ち、上海の大學(xué)を卒業(yè)して資産管理會(huì)社に就職すると、2017年には社交界のコネクションを広げる必要性を感じ、「國(guó)連華人友好協(xié)會(huì)」の事務(wù)局長(zhǎng)を名乗り、トランプ氏をはじめとする世界の要人とのパイプを持つというリチャード?リーなる人物と知り合い、この人物が張に「マー?ア?ラゴでトランプ氏の家族によるイベントに參加できるようにする」と約束したと伝えた。

さらに、この人物の話を信じた張が「協(xié)會(huì)」に13萬(wàn)5000元（約240萬(wàn)円）を支払うと、今度はシンディ?ヤンという中國(guó)系米國(guó)人を紹介され、マー?ア?ラゴで行われるという「國(guó)際リーダーエリートフォーラム」なるイベントへの參加を約束されたものの、結(jié)局このイベントは行われず、諦めきれなかった張が自ら渡米し、マー?ア?ラゴに進(jìn)入した結(jié)果逮捕されてしまったと説明。米國(guó)メディアからは「米國(guó)の安全を脅かすことをたくらんだ女性スパイ」とたたかれる中、張は「大統(tǒng)領(lǐng)とその家族と知り合いになりたかっただけだ」と主張し続けていた、と環(huán)球時(shí)報(bào)は報(bào)じたという。

記事はまた、環(huán)球時(shí)報(bào)が張と接觸したチャールズ?リー氏について、米中両國(guó)間で長(zhǎng)期的に活動(dòng)している詐欺犯で、10年余り前から世界銀行やナスダック証券取引所の関係者を裝い中國(guó)で詐欺を働いてきたことがしばしばメディアによって暴かれてきたと伝え、シンディー?ヤン氏についても米國(guó)でポルノ施設(shè)を経営する「不法商人」と紹介、「張氏が実際は詐欺事件の被害者であったことは明らかであるにもかかわらず、そのことを取り上げた米國(guó)メディアは一つもなく、米國(guó)當(dāng)局もこの2人に対する調(diào)査を行っていない」と報(bào)じたことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）