2021年11月19日、中國(guó)メディア?澎湃新聞は、中國(guó)國(guó)內(nèi)でアイドルオーディション番組が相次いで打ち切られる中で「練習(xí)生たちは今後どこへ行くのか」とする記事を掲載した。

記事は、中國(guó)の放送當(dāng)局が9月にアイドル育成系番組の放送禁止を通達(dá)したことにより、テレビ局や動(dòng)畫配信サイトが続々と関連番組の放送を打ち切ったと紹介。愛奇蕓が今後數(shù)年間アイドルオーディション番組を?qū)g施しないと発表すれば、騰訊も人気オーディション番組「創(chuàng)造営」の全國(guó)予選を中止したと伝えた。

そして、オーディション番組の打ち切りにより、アイドルを目指していた練習(xí)生たちは身の振り方を考え直す必要に迫られているとし、大學(xué)卒業(yè)後にアイドルとなる夢(mèng)を捨てきれず練習(xí)生として研さんを積んでいた22歳の女性が「舞臺(tái)が大好き。歌や踴りの道は閉ざされたが、映畫學(xué)院に入って努力し、優(yōu)れた役者になりたい」と引き続き蕓能界を目指す姿勢(shì)を示したことを紹介する一方で、「大多數(shù)の練習(xí)生は、これからどうしたらよいかわからないと考えているようだ」としている。

その上で、中國(guó)の蕓能界の現(xiàn)狀について、近年のオーディション番組ブームにより、大手蕓能事務(wù)所がこれまで育ててきたアイドルの卵が枯渇し、アイドルを「養(yǎng)成」ではなく「速成」する狀況に陥ったと指摘。これにより練習(xí)生のレベルは下がり続け、訓(xùn)練を積ませてデビューさせるという計(jì)畫や方針が崩れていったと指摘。この狀況には練習(xí)生からも「本來(lái)はもっとハードルが高くて、高い能力がないとデビューできないと思っていた。でも今は歌やダンスが下手でも見た目さえ良ければ、ちょっと面白ければデビューできてしまう」という不満の聲が出ており、蕓能事務(wù)所の関係者、アイドル養(yǎng)成所のスタッフ、そして練習(xí)生たち自身と業(yè)界関係者の多くが「ちょっと歩みを緩めて、體制を変えるべき時(shí)が來(lái)た」と感じているようだと伝えた。

當(dāng)局主導(dǎo)による蕓能界の綱紀(jì)粛正が進(jìn)む中、中國(guó)映畫會(huì)社大手の歓瑞世紀(jì)は先日あらたな俳優(yōu)募集計(jì)畫を打ち出した。記事はその計(jì)畫について「蕓人である前に人であれ、まず人間としての徳を持て」をモットーとし、技量と道徳心の両方を備えた俳優(yōu)の選抜、育成を強(qiáng)調(diào)しており、業(yè)界の風(fēng)向きを変えようという試みであると評(píng)価している。

そして最後に「オーディション番組の打ち切りは、練習(xí)生の運(yùn)命を変えるだけでなく、蕓能業(yè)界の進(jìn)む道にも靜かに影響を與えている。とはいえ、現(xiàn)在の狀況は練習(xí)生をすべて蕓能界から締め出すものではない。利益ばかり求める投機(jī)的な人間を駆逐し、この業(yè)界を『舞臺(tái)パフォーマンスを本當(dāng)に愛する人こそ入れる』という従來(lái)の狀態(tài)に戻すだけのことなのだ」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）