中國(guó)のニュースサイト?36krに21日、「杭州ハローキティパークは誰(shuí)にも知られていない」とし、その不人気の理由について論じる記事が掲載された。

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記事はまず、「中國(guó)國(guó)內(nèi)にサンリオピューロランドがあることをご存じだろうか」とし、杭州ハローキティパークを紹介。先日、現(xiàn)地を訪れたあるユーザーが微博（ウェイボー）に「色あせて、旗が破れた」パークの様子を投稿して反響を呼んだことを伝えた。

そして、ハローキティパークについて「2011年に浙江銀潤(rùn)と日本のサンリオが提攜し、サンリオからライセンスを取得して建設(shè)した正規(guī)のパークだ。園內(nèi)にはアトラクションやショーがあり、サンリオキャラクターとの記念撮影も可能だ」とする一方、上記の微博の投稿に対しては「その存在を知らなかったという聲が多數(shù)寄せられている」とした。

その上で、サンリオキャラクターは幼い子どもだけではなく、Z世代にも人気を博しており、マイメロディやクロミのSNSスタンプは多くの人に愛(ài)されていると説明。ケンタッキー?フライド?チキンとコラボしたおもちゃが中古品取引市場(chǎng)でプレミアが付いたほか、中國(guó)で人気の雑貨店?名創(chuàng)優(yōu)品（メイソウ）でも多くのグッズを展開しているとする一方で、そうした人気がハローキティパークの集客につながっておらず、「知的財(cái)産（IP）の優(yōu)位性を生かすのはまだ先になりそうだ」と論じた。

記事は、ハローキティパークが苦戦している最も深刻な原因として、地理的な問(wèn)題を挙げた。「杭州」と名が付くものの、実際の所在地は市內(nèi)ではなく湖州市安吉県。杭州東駅から車やバスで1時(shí)間以上かかるといい、「ディズニーランドやユニバーサルスタジオには直通の地下鉄があることを考えると、移動(dòng)のハードルは高くなっている」とした。また、園內(nèi)には6エリアがあるものの、ジェットコースターなどの刺激的なアトラクションに乏しいことにも言及している。もっとも後者については日本のサンリオピューロランドとも比較し、もともとアトラクションではなくキャラクターの影響力やパーク內(nèi)の雰囲気を売りにしているとも補(bǔ)足した。

さらに、「ハローキティパークも努力をしていないわけではない」とし、ディズニーランドやユニバーサルスタジオに比べてセットチケットやパーク內(nèi)の飲食の割引キャンペーンも積極的に展開していると説明。七夕（中國(guó)では戀人の日）には2人組で來(lái)園した客のうち1人の入園料を無(wú)料にしたり、Z世代のサブカルチャーに訴求するため昨年のメーデー期間中はロリータファッションの全身コーデの來(lái)園客は入園無(wú)料にしたり、敷地內(nèi)のキャッスルホテルに宿泊する客にハローキティのムースケーキとドリンクをプレゼントしたりといった例を挙げた。

ただ記事は、「來(lái)園客の客層を広げるためには、別の努力も必要かもしれない」としている。（翻訳?編集/北田）