米英両國(guó)が來(lái)年2月の北京冬季五輪の「外交的ボイコットを検討」に言及したことで韓國(guó)紙は「文在寅大統(tǒng)領(lǐng)の北京行きに暗雲(yún)」と伝えた。記事は6年前に北京で開(kāi)かれた抗日戦爭(zhēng)勝利70周年記念行事への樸槿恵前大統(tǒng)領(lǐng)の出席を「外交的失策」と指摘。二の舞いを避けるよう求めた。

ロイター通信などによると、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は18日、ホワイトハウスでカナダのトルドー首相と會(huì)談する前、北京五輪の「外交的ボイコット」の可能性に関する取材陣の質(zhì)問(wèn)に対し、「われわれが考慮していることだ」と答えた。バイデン大統(tǒng)領(lǐng)が北京五輪ボイコットの可能性に觸れたのは初めてだった。

外交的ボイコットは五輪に選手団は派遣するものの、政府高官や政治家らで構(gòu)成された政府使節(jié)団は派遣しないことを意味する。ホワイトハウスのサキ報(bào)道官も18日の定例記者會(huì)見(jiàn)で「私たちはこの間、新疆ウイグル自治區(qū)の人権じゅうりんについて深く懸念していることを行動(dòng)で見(jiàn)せてきた」と述べ、「大統(tǒng)領(lǐng)と國(guó)家安全保障チームが決定を下すよう時(shí)間を置こうとしている」と説明した。

さらに英タイムズ紙は英國(guó)のジョンソン首相が「外交的ボイコット」を検討していると報(bào)道。特にトラス外相はウイグル族への人権侵害を強(qiáng)く批判していて、積極的な意向を示しているという。

これに対し、中國(guó)は強(qiáng)く反発。中國(guó)外交部の趙立堅(jiān)報(bào)道官は「新疆問(wèn)題は中國(guó)の內(nèi)政であり、いかなる外部勢(shì)力の干渉も容認(rèn)しない」として、「スポーツを政治化することこそ五輪の精神に反する」と批判した。

北京五輪について、韓國(guó)?ハンギョレ新聞は「文大統(tǒng)領(lǐng)は9月末の國(guó)連総會(huì)で、朝鮮半島で戦爭(zhēng)が終結(jié)したことを共に宣言するよう提案すると明らかにしてから、米國(guó)との『水面下の調(diào)整』を続けてきた。南北米中の首脳が五輪を機(jī)として一堂に會(huì)し、平和への意志を固める機(jī)會(huì)になりうるとの期待からだった」と解説?！袱筏?、米國(guó)に続き、他の主要國(guó)もボイコットに同調(diào)すれば、文大統(tǒng)領(lǐng)の參加も難しくなる可能性がある」との見(jiàn)方を示した。

その背景として、同紙が取り上げたのは15年9月3日に中國(guó)が主催して北京の天安門(mén)広場(chǎng)で行われた「中國(guó)人民抗日戦爭(zhēng)および反ファシズム戦爭(zhēng)勝利70周年記念行事」?！府?dāng)時(shí)、樸前大統(tǒng)領(lǐng)は西歐の主要國(guó)の首脳が誰(shuí)も出席しない中、中國(guó)の習(xí)近平國(guó)家主席、ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と並んで天安門(mén)の望樓に立ち、大きな衝撃を殘した」と紹介し、米英首脳らが北京五輪をボイコットし、文大統(tǒng)領(lǐng)が開(kāi)會(huì)式に出席すれば、「樸前大統(tǒng)領(lǐng)の『外交的失策』を繰り返す恐れがある」と警鐘を鳴らした。（編集/日向）