中國人を激怒させる「醜いアジア人」、実は美的感覚の違い?―中國紙

Record China    2021年11月26日(金) 17時20分

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中國紙?環(huán)球時報は24日、「西側(cè)が頻繁に『アジア系を醜悪化』するのは美的感覚の違いにすぎないのか」と題する記事を掲載した。

中國紙?環(huán)球時報は24日、中國上海での展示會に出品した寫真作品が「アジア人を醜悪化している」と仏ファッションブランドのクリスチャン?ディオールが非難された問題をめぐり、「西側(cè)が頻繁に『アジア系を醜悪化』するのは美的感覚の違いにすぎないのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、この問題が國內(nèi)で強烈な反感を引き起こし、寫真を撮影した中國人ファッションフォトグラファーの陳漫(チェン?マン)氏が謝罪したことを伝えた。陳氏は「やみくもに西側(cè)のステレオタイプに迎合した」と疑問視されたという。また、ディオールも聲明を発表し、「これまでどおり、中國國民の感情を尊重する」と強調(diào)したと説明。その上で記事は、「深く検討すべき問題は、こうした出來事の背景には東西の美的感覚の強烈な衝突があるのか、それとも西側(cè)の人種差別主義が災(zāi)いしたのかということだ」と指摘した。

そして記事は、この寫真に対する各國の人々の反応はさまざまだったと紹介。米國のある畫家は「(寫真の中の)女性は自分が実際に目にする中國人女性の姿と全く異なる」と戸惑いを見せ、日本の大學(xué)生は「アジアの女性に対する侮辱だ」と憤りの聲を上げた。海外駐在経験のある男性は「これは歐米人が『想像でつくり出した神秘的なアジア人』。歐米人との外見の違いが明らかであればあるほど、彼らの想像に合致する」とコメントしたという。

この他、韓國の女性は「メークはやや醜悪だが、そこから表現(xiàn)したいことは理解できる」「地域によって美的感覚が異なるのは正常なことで、西洋が東洋の美的感覚に迎合する必要はない」との考えを示し、フランス人の教師は「作品は好きではないが、視覚を刺激して目新しさを生むという寫真家の初志は理解できる。人々の美的感覚には多様性があり、一定の寛容さを保つのは必要なことだ」と指摘したという。

記事はまた、「中國と歐州の美的感覚には大きな違いがあり、中國人が好むのは実は歐州人の特徴だ。例えば白い肌、高い鼻、ほっそりとした顔、大きな目、二重まぶた、スリムな體型の女性を好む傾向がある」との指摘がフランス人から出たことを紹介。この他、同國でアート広告を手掛ける人物からは「美の基準(zhǔn)は絶えず変化していてファッション業(yè)界の作品が一般人の美的感覚を基準(zhǔn)にする必要があるとは限らない」との聲が上がったことを伝えた。ドイツのある記者は「ディオールの寫真の中の女性は西洋人にとってインパクトがあり、寫真家のレベルと蕓術(shù)創(chuàng)作能力を示している」と語ると同時に、「歐州の書籍にはそのようなイメージがあふれており、寫真の女性は西洋の視點で見たアジア女性の典型的な特徴を持っていることが分かる」と説明したという。

一方、北京大學(xué)の張頤武(ジャン?イーウー)教授は「東西の美的感覚には距離が存在し、偏見や価値観の問題がある。また、もう一方では歴史の蓄積の結(jié)果でもあり、細(xì)い目や大きな顔といったアジア人に対するステレオタイプは1世紀(jì)以上存在している」と指摘した。記事は前述の米國の畫家が問題の寫真に中國人が強烈に反発したことに理解を示し、「この企業(yè)は西側(cè)社會の古くからの『美的感覚』に固執(zhí)しており、時代に追い付けていない」とコメントしたことも伝えている。(翻訳?編集/野谷

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