臺灣最大の映畫賞?金馬奨の授賞式が臺北市で開催され、俳優(yōu)のチャン?チェン（張震）が4回目のノミネートで初めて、最優(yōu)秀主演男優(yōu)賞を受賞した。

今年で58回目を迎えた臺灣版アカデミー賞こと金馬奨は27日夜、授賞式を開催。臺灣と中國の合作映畫「The Soul：繋がれる魂」（緝魂）に主演したチャン?チェンが、デビューから32年、4回目のノミネートで初の最優(yōu)秀主演男優(yōu)賞を獲得した。

SFミステリー映畫「The Soul：繋がれる魂」でチャン?チェンが演じたのは、ある事件の真相を追う、がんに侵された検察官。役作りのため3カ月で12キロ減量し、最初に公開されたポスタービジュアルでは、痩せて鬼気迫る姿が人々を驚かせた。受賞にあたってチャン?チェンは、「苦労が多かったのではと人に言われるが、俳優(yōu)としては當(dāng)然のこと。俳優(yōu)はつらい仕事とはいえ、多くの達(dá)成感と喜びをもらえる」と語っている。

14歳で出演した1991年の映畫「牯嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件」で一躍人気となったチャン?チェンだが、受賞に當(dāng)たって、この作品に抜擢してくれた故エドワード?ヤン（楊徳昌）監(jiān)督に感謝を示し、「ヤン監(jiān)督はずっと僕にとって模範(fàn)となる人。話すことが得意ではない點は、監(jiān)督に似ていると思う」とも話している。

今年の金馬奨では、臺灣映畫「瀑布」（The Falls）から女優(yōu)のアリッサ?チア（賈靜雯）が、最優(yōu)秀主演女優(yōu)賞を獲得。デビュー31年目で初めて同部門にノミネートされ、受賞を決めている。なお、「瀑布」は今回最多の10部門でノミネートされ、最優(yōu)秀主演女優(yōu)賞や最優(yōu)秀作品賞など4部門を制している。（Mathilda）