今年も數(shù)多くの時(shí)代劇が注目を集めてきた中國(guó)ドラマについて、來年は「時(shí)代劇が減少し、ブロマンス系の作品は消滅する」との観測(cè)が出ている。中國(guó)メディアの新京報(bào)が2日付の記事で報(bào)じた。

同記事によると、「愛奇蕓（iQIYI）」、「優(yōu)酷（YOUKU）」、「騰訊視頻（テンセント）」、「芒果TV（マンゴー?テレビ）」の4大プラットフォームの2022年放送予定リストのうち、國(guó)家?guī)诓ル娨暰t局（広電総局）の重點(diǎn)プロジェクトに入選したほとんどの作品が、現(xiàn)代を題材としたものだった。最近ではネット文學(xué)のドラマ化も盛んに行われていたものの、中國(guó)當(dāng)局の蕓能界への取り締まり強(qiáng)化を背景に、今後はより「文學(xué)的価値の高い」作品が主流になるという。

記事は、広電総局が近年、リアリズムを題材としたドラマ制作を提唱しており、放送リストに登録される時(shí)代劇ドラマの割合は年々減少傾向にあると説明。制作から放送までに比較的長(zhǎng)い時(shí)間がかかることが多いため現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では減少はそれほど目立っていないとする一方、時(shí)代劇ドラマには大作が減り、中には話題にならなかったり、評(píng)判が悪かったりする作品も多いと指摘、「山河令」や「御賜小仵作」も當(dāng)初は注目度は低かったとした。

その上で、現(xiàn)実をテーマとした作品が臺(tái)頭する中で、「慶余年」「且試天下」といった時(shí)代劇は制作の話が持ち上がりながらクランクインまで何年もかかったことを挙げ、「配信プラットフォームの時(shí)代劇プロジェクトへの投資がすでに鈍化していることを表している」と分析した。

一方で、よりジャンルが細(xì)分化された中小の時(shí)代劇が多くなったとし、例としてコメディータッチの「皇后劉黒胖」やサスペンス系の「大宋少年志」を挙げた。評(píng)論家の太陽以西氏は「プラットフォームは時(shí)代劇の制作に大規(guī)模に投資するリスクを認(rèn)識(shí)している」とする一方、「時(shí)代劇というジャンルが長(zhǎng)期的かつ安定した市場(chǎng)を持つと見通しているため、中小のプロジェクトに力を入れ、時(shí)代劇の幅を広げている」との見方を示した。

2019年の「陳情令」は、ダブル主演したシャオ?ジャン（肖戦）とワン?イーボー（王一博）を一気にトップスターへと押し上げた。しかし、來年は同様の「ブロマンス」作品は影をひそめることになりそうだ。記事によると、2021年にすでにリストに登録されている「男性ダブル主演」作品は「皓衣行」など6本に上るが、9月に広電総局がドラマ制作の指導(dǎo)を強(qiáng)化し、再生回?cái)?shù)至上主義やファンコミュニティーの亂れ、ブロマンスなどの排斥を求めたことで動(dòng)きが止まった。

テンセントの「皓衣行」はすでにクランクアップしているにもかかわらず配信がいまだに決まらず、他のプラットフォームのブロマンス作品も配信決定がない。4大プラットフォームの2022年放送予定のドラマリストからは、「男性ダブル主演ドラマ」は「完全に姿を消した」という。業(yè)界関係者は「短期的には（配信の余地は）一切ない。まだ準(zhǔn)備中の作品は制作側(cè)が中止すればリスク回避できる。すでに決まっている作品については、波風(fēng)が靜まっている期間に『ブロマンス』のとがった（問題視される）部分を修正し、配信を待つしかない」と語ったという。（翻訳?編集/北田）