日本スパコン「富岳」が4回連続で性能世界トップ、中國で「わが國は落伍?」の聲

Record China    2021年12月5日(日) 12時(shí)0分

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江蘇省無錫市の國立スーパーコンピューターセンターにて稼働する中國産スパコン「神威太湖之光」

中國では新華社系シンクタンクの瞭望智庫を通して、「日本の『強(qiáng)襲』、中國スパコンは『落伍した?』」と題する、李瑤氏の署名入り文章が発表された。

文章が注目したのは、半年に1回発表されるスーパーコンピューターの性能ランキングで、日本の「富岳」が4回連続で「世界最速」と判定されたことだ。記事は、富岳の演算速度を1秒當(dāng)たり44億2000萬回の1億倍と紹介。速度第2位とされた米國製の「サミット」は14億9000萬回の1億倍で、第3位の米國の「シエラ」は9億5000萬回の1億倍で、第4位だった中國の「神威?太湖之光」は9億3000萬回の1億倍だったという。

なお、「富岳」は2020年6月発表のランキング以來、単純な計(jì)算速度だけでなく、TOP500(単純計(jì)算性能)、HPCG(アプリケーション実行性能)、HPL-AI(AI性能)、Graph500(ビッグデータ処理性能)の主要性能の全てで、4発表連続で世界第1位を維持している。

瞭望智庫発表の文章は「一つの國のスーパーコンピューターの実力は、わずかな上位ランキングだけを見てはいけない」と主張。最新のランキングでは、中國のマシンっは全體の34.6%の173臺で、米國は29.8%の149臺だった。文章は「現(xiàn)在に至るまで上位500位のランキング中、中國のスーパーコンピューターは一貫して、割合が第1位」と論じた。

文章は、中國がスーパーコンピューターの開発に力を入れるきっかけになったとして、「ガラス部屋事件」があったと紹介した。1980年代に、中國政府?石油工業(yè)部が巨額を投じて米IBMのスーパーコンピューターを購入したが、米國側(cè)は中核的技術(shù)を盜まれることを恐れて、建物內(nèi)の部屋の中に、さらに四方がガラス壁で作った部屋を設(shè)置させたという。ガラス部屋に入るドアを開けるには鍵と暗証番號の入力が必要で、中に入れるのは米國人スタッフだけだった。また、計(jì)算結(jié)果も米國側(cè)が審査した上で中國側(cè)に引き渡していたという。文章によると、この「ガラス部屋の屈辱」が、中國をスーパーコンピューターの自主開発に奮い立たせることになったという。

文章はさらに、スーパーコンピューターの性能競爭で、中國や米國は次世代型の「E級スパコン」の競爭に入っていると指摘した。中國や米國はすでに「E級スパコン」の原型機(jī)を作成しているが、日本は資金投入額などの問題もあるという。文章は「中國と米國はすでに新たなレースで競っている。日本が同じレースに參加したいとして、すでに距離をつけられている」と主張した。(翻訳?編集/如月隼人

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