米國に拠點(diǎn)を置く華字メディアの多維新聞は5日、中國で新たなレアアース関連企業(yè)が発足する運(yùn)びになったと報(bào)じた。米國との対立を念頭に業(yè)界再編によって政府の価格制御能力を高め、レアアース供給で世界の主導(dǎo)権を握るためとする見方が出ているという。

新會社は、中國五鉱集団や中國ロ業(yè)集団（「ロ」はかねへんに「呂」）、カン州稀土集団（「カン」の左側(cè)は「章」、右はのぶんの下に「貢」）など複數(shù)の會社からレアアース関連部門や傘下企業(yè)を分離して、1社にまとめることで作られる。社名は中國稀土集団（チャイナ?レアアース?グループ）で、本社は江西省に置かれるという。

うち、中國五鉱集団と中國ロ業(yè)集団はそれぞれ、中國六大レアアース企業(yè)の1社だ。また、やはり中國六大レアアース企業(yè)に屬する中國南方稀土集団も、新會社の中國稀土集団に組み入れられる可能性が高いという。

中國におけるレアアースの主要産地は江西省と內(nèi)モンゴル自治區(qū)だ。內(nèi)モンゴルで産出するレアアースを扱う會社についての企業(yè)再編については不明だが、多維新聞は、江西省で発足する會社には加わらない中國六大レアアース企業(yè)の殘りの3社を再編する形で新企業(yè)が作られ、中國におけるレアアース生産が二大企業(yè)體制になるとの見方を紹介した。

中國におけるレアアース業(yè)界の再編は、政府の価格制御能力を高める目的があり、さらには米國との対立を念頭に、レアアース供給で世界の主導(dǎo)権を握るためとする見方が出ているという。（翻訳?編集/如月隼人）