「臺(tái)灣有事は日本有事」などと発言した安倍晉三元首相に対して、在日華人団體が「公開(kāi)狀」を送付し、抗議の意を示した。

【その他の寫(xiě)真】

安倍氏は12月1日に開(kāi)かれた臺(tái)灣シンクタンク「國(guó)策研究院文教基金會(huì)」が主催するフォーラムでオンライン形式で講演し、「臺(tái)灣有事は日本有事、すなわち日米同盟の有事でもある」と発言。「この認(rèn)識(shí)を習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席は斷じて見(jiàn)誤るべきではない」と述べ、臺(tái)灣への圧力を強(qiáng)める中國(guó)を強(qiáng)くけん制した。

これを受け、全日本華僑華人中國(guó)平和統(tǒng)一促進(jìn)會(huì)は5日、「安倍晉三元総理への公開(kāi)狀」と題する文書(shū)を安倍氏宛てに送付。安倍氏の先の発言について「大陸臺(tái)灣の平和統(tǒng)一を心から願(yuàn)う華僑華人は、貴殿の発言を殘念至極に思っている」「米國(guó)や日本が臺(tái)灣現(xiàn)當(dāng)局に肩入れすれば、平和統(tǒng)一がますます難しくなり、非平和的局面に転化する危険性が増す」と抗議した。

また、カイロ宣言などを例に「中國(guó)大陸と臺(tái)灣の関係は中國(guó)の內(nèi)政問(wèn)題であることは、関連國(guó)際法によって規(guī)定されている」と主張。「日本政府も1972年に日中國(guó)交正?；瑢g現(xiàn)する際、臺(tái)灣は中國(guó)の領(lǐng)土の不可分の一部であるという『一つの中國(guó)』の原則を受け入れている」と指摘した。

「公開(kāi)狀」では、安倍氏が首相在任中に日中両國(guó)の関係改善に「転機(jī)をもたらした」と評(píng)価する一方、先の発言には「大きなショックを受けた」とし、「數(shù)年前の日中関係改善に努力した政治家?安倍晉三が180度の大変身を遂げたかのように映る」と指摘?！竾?guó)際政治の歴史的流れを正しく考察し、臺(tái)灣問(wèn)題について間違った判斷をしないよう、重ねてお願(yuàn)いする」と求めた。

なお、全日本華僑華人中國(guó)平和統(tǒng)一促進(jìn)會(huì)は、在日華僑華人によって中國(guó)大陸と臺(tái)灣の平和統(tǒng)一と日中友好促進(jìn)を旨として、2005年に設(shè)立された任意団體だ。

安倍氏の発言をめぐって中國(guó)は強(qiáng)く反発しており、外交部の汪文斌（ワン?ウェンビン）報(bào)道官が「公然とでたらめを言い、指図し、中國(guó)の內(nèi)政について妄言を述べている」などと強(qiáng)い表現(xiàn)で非難したほか、華春瑩（ホア?チュンイン）外務(wù)次官補(bǔ)は1日夜に緊急に垂秀夫駐中國(guó)大使を呼び出し、「厳正な申し入れ」を行った。（翻訳?編集/北田）